「常にアンテナを高くして、国民生活のなかでどんな問題が起きているのか知ること。演説会などで寄せられる声も、これをどの機会に質問できるかと、考えている」―田村智子、山添拓両参院議員が、国会質疑をテーマに語り合った日本共産党都委員会主催のネット企画(3月21日)での、田村さんの言葉です▼国会質疑にどう臨むのか、というエピソードから二人の人柄が見える場面もありました。田村さんは、質問原稿の上に、落ち着いて質問するよう「(低めの声の)アルトで」といったメモをするといいます。それでも、質問に入ると、悪政への怒りから「(高音の)メゾソプラノくらいになっちゃうね」と▼山添さんは、「やるからには絶対に負けない。相手の方が予算も権限も情報も多く持っているから勝つことはできなくても、負けない、何を言われても反論できるところまで、準備できるか」と語りました▼対談では、昨年の衆院選以降、改憲勢力が衆院の三分の二を占めて改憲をあおる議論が噴出し、国会の雰囲気が変わってきた現状も語られました。各委員会に複数の委員を置けるくらいに共産党が伸び、もっと多様なテーマを質問で取り上げたいと語り合った二人。予想される参院選日程は、もう3カ月後です。
〈東京民報2022年4月3日号より〉