「多摩北部医療センターを良くする会」(井口信治会長)は10日、同センターの高西喜重郎院長あてに医療機能の充実を求める要請を行いました。日本共産党の原のり子、尾崎あや子両都議、永田まさ子東久留米市議、香川やすのり清瀬市議が同席しました。

多摩北部医療センター(東村山市)は都保健医療公社が経営し、337床(集中治療室8床を含む)を有する地域の中核病院。都は同センターの老朽化による改築に向けて、新たな医療機能を検討する基本構想検討委員会を立ち上げ、今夏にも基本構想をまとめる方向です。
要請書では「産科や小児外科、NICU(新生児集中治療室)の新設、感染症対策など地域に不足する医療の確保を求める住民の要望を反映」するよう要請。具体的には▽経済的負担が少ない産科の設置▽新生児集中治療室(NICU)と、手術を必要とする小児のための小児科の設置▽障害者が安心して入院できるようにする▽西武バスが正面玄関のロータリーに乗り入れられるよう同社と検討する▽未利用地を整備し住民が利用できるようにする▽地方独立行政法人への移行方針を見直すよう都に意見をあげる―ことを求めています。