「細かい細工がきれいですね」と、ミャンマーの民族衣装に袖を通した女性が微笑み、ハートマークを両手で作って記念撮影。4日、練馬区の平成つつじ公園で難民・移民フェスタが開かれました。主催は同実行委員会で、自国での紛争や迫害から逃れ、安全な日本に逃れてきた人たちを支援するチャリティ事業。一般社団法人 反貧困ネットワークなど多くの支援団体が協力しました。
会場では食糧支援や医療相談の他、アフリカ、ミャンマー、クルド、チリなど、それぞれの出身国の郷土料理や伝統工芸品の販売、民族衣装の試着、ネイルやメークの実演などが行われました。郷土料理のコーナーはオープンから1時間半までにほぼ完売。異国の味に「美味しい」の声が飛び交いました。
コーンロウという、髪に色とりどりのつけ毛を付けて、細かい三つ編みにするアフリカ地域の髪型の実演コーナーは大人気。ピンクや緑の編み込みを子どもから大人まで楽しみました。
メーンステージではギニアのアフリカンドラムやゴスペルなど、音楽や歌で思いを伝える催しの他、難民・移民の現状の話などもありました。
参加した小学生は「三つ編みがかわいいし、話しかけたら優しくしてくれた」と身近な国際親善の感想を語っていました。
〈東京民報2022年6月12月号より〉