参院選がスタート 7月10日投票 「戦争させない、暮らしに希望を」 日本共産党・志位委員長が党首第一声 新宿駅西口 

 「戦争か平和か、日本の命運がかかった選挙です」。ロシアによるウクライナ侵略という蛮行に乗じて軍拡の大合唱が起こるもとで、日本の進路が大きく問われることになった参院選(7月10日投票)。日本共産党の志位和夫委員長は、新宿駅西口で行った公示後の党首第一声で、こう訴えました(6月22日)。党首第一声では、田村智子比例代表候補、山添拓東京選挙区候補がともに訴えました。吉良よし子参院議員が司会をしました。

党首第一声で声援に応える右から、山添拓東京選挙区候補、志位委員長、田村智子比例代表候補=6月22日、新宿駅西口(新宿区)

比例代表は全国650万人、東京100万人の得票で田村智子さんを含む5人のベストチームの勝利を 

 志位委員長は「日本共産党は戦争させない、暮らしに希望をと訴えて躍進を目指します。政党を選ぶ比例代表選挙(改選数50)で日本共産党と書いていただく人を、全国で650万人、首都東京で100万人以上、広げに広げまして、縦横無尽の活躍をしている田村智子さんを含む5人のベストチーム全員の勝利を目指します」と切り出しました。

鋭い論戦力と熱いハートをもつ政治家 山添拓候補の議席は日本の宝

 そして、東京選挙区(改選数6)の山添拓候補について、「まるで法廷ドラマを見るようだという鋭い論戦力と、困っている人の気持ちをとことん代弁して頑張る、熱いハートを持っている素晴らしい政治家です。山添さんの議席は東京の宝というだけでなく、日本の宝、絶対に落とす訳にはいきません。大激戦、大接戦、どうか勝ち抜かせてください」と訴えました。

軍拡の大合唱は軍事対軍事の悪循環 逆流に正面から立ち向かう 

党首第一声で訴える志位委員長

 志位委員長は、「参院選は戦争か平和か、日本の命運がかかった選挙です。ロシアの蛮行に乗じて自民党や日本維新の会などは、敵基地攻撃、軍事費2倍、9条変えろ、という大合唱を行っています。しかし、軍拡で平和を守れるでしょうか」と問いかけました。

 そして続けます。「日本が軍拡で構えれば、相手も軍拡を加速します。軍事対軍事の悪循環に陥ってしまいます。この道が一番危険ではないでしょうか。軍事費2倍といいますが、財源はどうするのでしょうか。自民党はGDP比2%以上を公約にしながら、財源のことは一言も書いていない。2%と言えば5兆円も軍事費を増やすことになります。消費税で賄えば2%以上の増税になります。医療費負担に押しつければ、窓口負担は2倍、現役世代は3割ですが、6割負担になってしまう。年金にしわ寄せするなら、年12万円も年金が減ってしまいます」と強く警鐘を鳴らしました。

 志位委員長は演説の最後に、こう訴えました。「いままた戦前を思わせる平和を壊す翼賛政治を感じます。一連の討論会でも危機に乗じた大軍拡の流れに多くの政党が飲み込まれている。これに危機感を覚えます。日本共産党は100年の歴史に立って、こうした逆流には正面から立ち向かうことをここで堅く約束します。日本共産党の躍進こそ平和と暮らしを救う、最も確かな力となります。どうか首都東京から比例と山添さんの2つの勝利を勝ち取らせてください」。

 新宿駅西口の党首第一声での山添拓・東京選挙区候補と田村智子・比例代表候補の訴え(大要)は以下の通りです。

 

山添拓東京選挙区候補の訴え 「憲法は希望」。暮らし、平和に憲法を生かす

第一声で訴える山添拓・東京選挙区候補

 「憲法が希望」の言葉を掲げてきました。自民党はこの選挙が終われば、できるだけ早いタイミングで改憲発議をするなどと言っています。しかし今、政治に求められているのは、改憲の議論を進めることではありません。暮らしに平和に憲法を徹底的に生かすことこそ求められています。
 弁護士として働く者の権利を前進させるために取り組んできました。過労死事件を担当しました。タイムカードを見ると連日25時、26時、28時まで働くという日もありました。翌日はまた7時、8時から仕事をする。どんな思いであったかと胸が痛みます。ご遺族は家族を失った悲しみだけでなく、「自分がもっとしっかりしていれば救えたかもしれない」と、自らを責めて苦しむ。二重三重の苦しみです。
 人は生きるために働きます。働き過ぎやハラスメントによって命を落とすという矛盾は絶対に許してはならない。人間らしく働ける、そういう社会でなければならない。そしてそれは政治の責任でもあると思って、この6年間取り組んできました。

最低賃金1500円の実現目指す

 3年前の予算委員会で最低賃金が安すぎる、暮らしていけない、大幅に引き上げるべきだと求めました。厚生労働大臣はなかなか認めようとしませんでしたが、繰り返し迫って、とうとう述べたのは「いまの最低賃金額では、ちょっと厳しいかな」という答弁でした。東京がようやく最低賃金1000円を超えた年のことです。今、物価が高騰し、給料は上がらず、どうしろというのかと怒りと困惑が広がっています。テレビの討論番組では、与党の方が「賃金を2%、3%上げるのは簡単だ」と述べました。だったら、ただちにやるべきです。自公政権のもとで20年以上にわたり給料が上がらない状況が続いてきたことを、何だと考えているのでしょうか。
 最低賃金を時給1500円を目指す、大幅に引き上げます。ドイツ、イギリス、フランスは1500円を超えています。アメリカではバイデン大統領が1950円を掲げています。日本でこそ最低賃金を大幅に引き上げることが必要ではないでしょうか。
 最低賃金と言えばパートやアルバイトのことだと感じている人もいるかもしれません。しかし時給1500円で8時間働き、月給約25万円です。手取り20万円が最低基準となれば、正規も非正規も給与の引き上げにつながります。
 大企業の内部留保に課税し、中小企業の賃上げ支援に回していく。大企業が自ら賃上げするなら、その分は課税しない。大企業も中小企業も給与が上がる、(日本共産党は)その道を掲げています。アベノミクスによる株高と円安で大儲けをしてきた大企業が、内部留保をため込んでいます。少しぐらいは還元していただいて、給料を上げてこそ経済は好循環へと進むのではないでしょうか。大企業から献金を受け取らない日本共産党を伸ばして、実現させてください。

候補者カーに乗り込み聴取に手を振る山添拓・東京選挙区候補=6月22日、新宿区

世論と結んだ論戦で政治動かす

 この6年、世論と結んだ論戦で政治を動かそうと臨んできました。「検察庁法改定に抗議します」、「自粛と補償はセット」、みんなで声を上げて論戦と結びつければ国会の中の数の上での力関係を覆すことができます。今度は選挙で国会の中の力関係そのものを変えていこうではありませんか。
 ウクライナ危機に乗じて大軍拡の大合唱です。しかし軍事的対抗の先に平和への道、展望は開かれません。憲法9条を変え、戦争ができる自衛隊にするなど、もってのほかです。どうかみなさん、自由と平和を真っ直ぐ貫く日本共産党を比例代表で大きくしてください。大激戦の東京選挙区です。当落線上の私、山添拓をどうか必ず押し上げてください。あなたの一票で押し上げてください。

田村智子比例代表候補の訴え 政治動かすチーム力をもっと大きく

第一声で訴える田村智子比例候補

 比例代表で必ず5議席獲得を目指してまいります。3期目を目指す田村智子です。
 桜を見る会、学術会議、コロナ危機での無為無策の追及と提案、私もこうした論戦の先頭に立ってきました。私も含めた論戦はすべて日本共産党国会議員団のチーム力によって支えられ、つくられてきたものです。

ジェンダー平等へ政治動かす

 ジェンダー平等では、男女の賃金格差の問題を国会の中でも連続して追及して、ついに男女別賃金の公表を企業に義務づけると、あれほど政府が拒み続けた政策が実現することになりました。
 「痴漢ゼロ」を政治課題にと、これも共産党都議団とも連携して、共産党国会議員団が頑張って取り組んで、内閣府が被害の実態調査を行いました。そして政策の柱に「痴漢ゼロ」を据えると、内閣府男女共同参画局、大きくアピールするまでに、みなさんと一緒に政治を動かしてまいりました。
 このチーム力、比例5議席、東京選挙区の1議席、絶対に譲るわけにはいきません。もっと共産党議員団を強く大きくして、今度は岸田政権ができない理由ばかりを並べている消費税の減税、暮らしを守る政策の実現へと政治を大きく動かしていこうではありませんか。

核兵器廃絶へ日本は核兵器禁止条約に参加を

 私は1980年代半ばに日本共産党が核兵器は廃絶できる、そのための国際条約をつくろうと呼びかけていることを20歳の時に知って日本共産党に入りました。核兵器廃絶なんか実現不可能と言われるもとでも、反核平和の運動を一生懸命取り組んでまいりました。21世紀の今日、国際社会は核兵器禁止条約を実現し、きょうから第1回締約国会議がスタートします。日本共産党も代表を送って、この会議の成功に力を尽くしていきます。ドイツ、オランダ、ベルギーなど核の傘のもとにある国々も締約国会議にオブザーバー参加しているのに、なぜ戦争被爆国の日本の政府がオブザーバー参加さえもできないのでしょうか。こんな政治を変えていかなければなりません。

政治は希望の実現のためにこそある

 今、日本を席巻しているのは、大軍拡の議論です。軍事費2倍の大軍拡で、暮らしはどうなってしまうのか。その大軍拡の先に本当に平和があるのか。これは戦争準備になっていくのではないのか。こんな不安を今、多くのみなさんが抱いているということを、私は各地の街頭演説でも、ひしひしと感じます。
 ところが、政党討論をやってみれば、「財源とかがたがた言うな」と、「国防のためなんだ」と。こうやって不安も封じ込める、議論を封じ込める政治にさせる訳には絶対にいきません。
 憲法9条を生かした平和の外交こそが、本当はみなさんが求めている戦争のない日本とアジアの実現だと思います。その希望をあきらめさせよう、この希望を実現不可能だと切り捨てる政治を、今こそ変えて行かなければならないと思います。
 政治は希望の実現のためにこそある。そのために比例は日本共産党とお書きいただき、5人全員を必ず国会にお送りください。東京選挙区では山添拓さんの2期目へ押し上げてください。

東京選挙区(改選数6)に34人立候補 

 参院選は6月22日に公示され、7月10日の投票日に向け、18日間の選挙戦がスタートしました。東京選挙区には主要政党の他に、諸派や無所属候補など34人が立候補。大激戦です。

 日本共産党からは山添拓氏(37)=弁護士=が立候補し、2期目を目指します。自民党と立憲民主党は、現新一人ずつを擁立し、現有2の確保、公明党は現職の再選を目指します。主な立候補者は表の通り。

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