平和と暮らし 未来ひらこう 参院選スタート 7月10日投票〈2022年6月26日号〉

 平和と暮らしのかかる大激戦の参院選は、22日に公示(7月10日投票)を迎え、選挙戦がスタートします。日本共産党は、東京で比例100万票を実現し、比例代表での田村智子氏(活動地域=東京・南関東)ら5人の当選と、東京選挙区(定数6)での現職の山添拓氏の再選に全力をあげています。

山添氏「政治動かす議席再び」

 「こんな人が国会にいないと。山添さんのいない国会なんて想像できない」―15日に開かれた山添氏の事務所開きのあいさつで、環境アクティビストのeriさんは、こう呼びかけました。

 eriさんは、「偶然、国会質問の動画で山添さんとタムトモ(田村智子)さんを見て、『国会議員で私たちの声を届けてくれる人が、本当にいたんだ』と思った」として、「私も精いっぱい応援します」と続けました。

 事務所開きでは、市民などさまざまな立場から、山添氏への期待の言葉が続きました。

 過労死遺族として裁判をたたかった小林明美さんは、「相手の会社が過労自殺した夫について『家族に分からないことを会社がわかるわけがない』と言ってきたとき、『やっぱり私が悪いんだ』と動揺した。(弁護団にいた)山添さんにそのことをメールしたら、すぐに電話がきて、『家族が悪いことはない。会社にいる時間の方が長いんだから、会社に責任がある』と言ってくれて、本当に心が救われた」と紹介。「いつも弱い立場に立って考えてくれる人。これからも応援しています」と語りました。

 先輩の弁護士の加藤健次さんは「山添さんの国会質問は、私たち弁護士から見ても、すごい。それは、いろいろな分野から悩みや相談を聞き取り、どうやったら政治を変える方向に持っていけるか問いかけて質問するからだ」と述べました。

 日本共産党書記局長の小池晃さんは、「説得力ある国会質問を、あらゆる分野で連日のようにしている。二刀流、三刀流、四刀流で、鋭く相手の急所をつく。あらゆる意味で絶対に国会に必要な、日本の宝の議席」と強調しました。

僅差の当落線魅力を広げて

 東京選挙区は有力候補だけで10人が並ぶ、大激戦の様相です(表)。有力候補はすべて、30歳代から50歳代で、現役世代、無党派層の票の激しい奪い合いとなっています。

 昨年の衆院選での東京での比例票は、日本共産党は、自民、立憲民主、維新、公明に次ぐ5位。さらに、自民党、立憲民主党は共産党の2~3倍の得票を集めており、山添氏は当落線上です。

 事務所開きで日本共産党都委員会の田辺良彦都委員長は、「当落線上の大接戦にもかかわらず、『山添さんは大丈夫だから、当落線上の候補に』という情報も流されている。6年前の選挙でも、同じようなことが起き、東京の比例代表で日本共産党に投票していただいたなかの4人に1人が、選挙区では山添拓と書かなかった」と指摘。「僅差で競り合っており、絶対に同じことを繰り返すわけにはいかない。比例代表での政党間の力関係を変え、東京で比例100万票を実現し、山添氏の魅力を広げに広げていく」と決意を語りました。

 国会が閉会した15日には、千代田区の有楽町駅前で5人の比例予定候補と、山添氏が勢ぞろいして、緊急街頭演説を開催しました。

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