府中市発注の公共工事をめぐる官製談合・贈収賄事件で、住民団体「府中市官製談合を追及する市民の会」が不正の真相究明と、市が被ったとされる損害賠償請求を求めた住民監査請求に対し、市監査委員は6月6日付けの監査結果通知で調査請求は却下、損害賠償請求に関しては棄却しました。
監査結果通知を受けて同会は6月30日、「住民監査請求結果についての抗議声明」を発表。声明では、5月19日に行われた住民監査請求にともなう住民側と対象部署職員の陳述の際、監査委員の現役市議と市職員のOBが陳述質疑に参加したことは「公正であるべき監査委員に利害関係者を加えない、という見識もない体質が明らかになった」と批判しました。