参院選 希望開いた支援の広がり 山添氏が激戦制し3位〈2022年7月17日号〉

 第26回参院選は10日投開票され、全国屈指の大激戦となった東京選挙区(改選数6)で日本共産党の山添拓氏(37)は、68万5224票(得票率10.88%)を獲得し、3位で再選を果たしました。東京選挙区での共産党候補の当選は4回連続。投票率は前回の51.77%から4.78㌽上回る56・55%。また、比例代表選挙(改選数50)で日本共産党は全国で361万8342票(得票率6.82%)、東京は58万9421票(同9.35%)を獲得し、田村智子氏を含む3氏が当選しましたが、前回から2議席後退しました。自民、公明の与党は改選過半数の63議席を上回り、維新、国民を加えた改憲勢力が改憲発議に必要な3分の2の議席を確保しました。

当確の報を受けて支援者とともに万歳をする山添氏=7月10 日、午後8時20分頃、千代田区

「ぞえ、やったー」午後8時に当確

 「ぞえ、やったー」。午後8時の投票締め切りとほぼ同時に当選確実の報が流れると、山添拓氏がまだ到着前にもかかわらず、事務所(千代田区内神田)に詰めかけた市民勝手連「YAMA部」や、山添氏を応援する「若手弁護士有志の会」メンバーら支援者から大きな歓声が湧き起こりました。まもなくして山添氏が現れると、大きな拍手で迎えました。

 宮本徹衆院議員、田辺良彦都委員長、横田和俊・都共産党後援会長も駆けつけ、吉良よし子参院議員のかけ声で万歳を三唱。グータッチで喜び合い、涙を拭いながら仲間と健闘をたたえ合う姿もありました。

憲法生かせの思い詰まった議席

 小さなくす玉を山添氏が割ると、中から「祝 二期目」の垂れ幕が。山添氏は支持者、支援者への感謝を述べた上で、「2013年からの4期連続での東京選挙区の共産党の議席は、大事な憲法を守り生かせという有権者の思いが詰まった議席です。暮らしにも平和にも憲法を生かしていくことが今、求められている。憲法を変える議論ではなく、憲法を暮らし、平和に実現していく先頭に立って頑張りたい」と力を込めました。

 また、「物価が高騰する中で給料は上がらず年金は下げられる。暮らしをこの先どうすればよいのか、不安が広がっている。消費税を下げ給料を上げ、最低賃金1500円の実現をはじめ暮らしと営業を直接支える政治へと変えるために、全力で頑張りたい」と表明しました。

関連記事

最近の記事

  1.  国土交通省は、日本共産党の宮本徹衆院議員の質問主意書への答弁書(5日の閣議決定)で、羽田空港での…
  2.  超党派議員の国会議員でつくる「羽田低空飛行見直しのための議員連盟」は11日、国土交通省から先月に…
  3.  日本共産党都議団は12日、米軍横田基地に核搭載可能な米空軍のB52H戦略爆撃機が飛来したことに対…
  4. 1面2面3面4面 【1面】 共闘で金権の根を断とう 東京15区補選28日投票 運営…
  5.  「公式の帳簿に記載しない自由に使えるように不正に蓄えた金銭」▼広辞苑による「裏金」の説明だといい…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

Instagram

#東京民報 12月10日号4面は「東京で楽しむ星の話」。今年の #ふたご座流星群 は、8年に一度の好条件といいます。
#横田基地 に所属する特殊作戦機CV22オスプレイが11月29日午後、鹿児島県の屋久島沖で墜落しました。#オスプレイ が死亡を伴う事故を起こしたのは、日本国内では初めて。住民団体からは「私たちの頭上を飛ぶなど、とんでもない」との声が上がっています。
老舗パチンコメーカーの株式会社西陣が、従業員が救済を申し立てた東京都労働委員会(#都労委)の審問期日の12月20日に依願退職に応じない者を解雇するとの通知を送付しました。労働組合は「寒空の中、放り出すのか」として不当解雇撤回の救済を申し立てました。
「汚染が #横田基地 から流出したことは明らかだ」―都議会公営企業会計決算委で、#斉藤まりこ 都議(#日本共産党)は、都の研究所の過去の調査などをもとに、横田基地が #PFAS の主要な汚染源だと明らかにし、都に立ち入り調査を求めました。【12月3日号掲載】
東京都教育委員会が #立川高校 の夜間定時制の生徒募集を2025年度に停止する方針を打ち出したことを受けて、「#立川高校定時制の廃校に反対する会」「立川高等学校芙蓉会」(定時制同窓会)などは11月24日、JR立川駅前(立川市)で、方針撤回を求める宣伝を21人が参加して行いました。
「(知事選を前に)税金を原資に、町会・自治会を使って知事の宣伝をしているのは明らかだ」―13日の決算特別委員会で、#日本共産党 の #原田あきら 都議は、#小池百合子 知事の顔写真と名前、メッセージを掲載した都の防災啓発チラシについて追及しました。
ページ上部へ戻る