【 #Web東京民報 連載】東京わがまち 22 われは海の子

(伊豆大島 波浮港)

 「よし、今度は港を横断するぞ」。威勢のいい掛け声とともに、岸壁から勢いをつけてダイブ、日焼けした体が一瞬、空を飛んだ。後を追って何人かが飛び込み、先に飛び込んでいた子たちと、遠く対岸に向かって泳いで行き、やがて点のように小さくなって見えなくなった。さすが海の子、すごい。波浮の港は今、夏真っ盛り。

 波浮は、「伊豆の踊子」の舞台となったところ。湾は湖のように静かで美しい。岸壁のスピーカーから「波浮の港」の曲が流れてきた。

 来年3月まで、伊豆大島で宿泊すると、都の復興支援で1泊3000円、2泊6000円の補助がある。活用を。

写真・文 夏目安男

〈東京民報 2015年8月2日号より〉

※WEB版追記 写真家の夏目安男さんは2021年12月に亡くなりました。ご遺族の許可を得て、東京民報での連載「わがまち東京」をWeb版連載として掲載します

関連記事

最近の記事

  1.  「安保の見える丘」ー沖縄の米軍嘉手納基地を望む丘がその名で呼ばれていますが、都心の都立青山公園に…
  2.  労働組合のナショナルセンターの垣根を越えて個人加盟の労働組合などが連帯して非正規労働者の賃上げを…
  3.  健康保険証として利用登録されたマイナンバーカード「マイナ保険証」などで患者の保険資格を確認する「…
  4. 訴える小池氏=2024年11 月28 日、千代田区  「裏金問題徹底追及、企業・団体献金今す…
  5. 講演するあぜ上都議=11月30日、江東区  臨海部開発問題を考える都民連絡会(臨海都民連)は…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

ページ上部へ戻る