作家やジャーナリスト、学者らが呼びかけ人となり、安倍晋三元首相の国葬中止を求める市民集会の第2弾が8月27日、新宿駅西口で行われました。「アベ政治を許さない」「国葬絶対反対」などと書かれたプラカードや旗を持つ約1000人(主催者発表)が、民意を無視して国葬を実施しようとしている政府に対し、抗議の声を上げました。主催は安倍「国葬」やめろ!市民集会実行委員会です。
呼びかけ人によるスピーチで、ルポライターの鎌田慧氏は「内閣だけで国葬を決めた。憲法に則ると、個人の内心の自由を踏みにじり、議会制民主主義に反する」と訴え。「岸田首相は原発の稼働にも踏み込んできた。国葬と原発は私たちに対する挑戦だ」と憤りました。
法政大学名誉教授の田中優子氏は「国葬は戦前の遺物」と指摘。国葬と自民党が示す憲法改正草案との関連性を説明し、「これから起こるであろうことの始まりが国葬である」と、抗議しました。