米空軍特殊作戦コマンドは2日(米国時間)、機体の不具合で飛行停止していた特殊作戦機CV22オスプレイの全機地上待機命令を解除しました。
横田基地では、6機配備されているオスプレイの一部が3日以降、すでに飛行を再開しています。
防衛省北関東防衛局から周辺自治体への情報提供では、米側からの説明として、今回の不具合を「ハード・クラッチ・エンゲージメント」(HCE)と紹介。「プロペラとそのエンジンをつなぐクラッチが離れ、再結合する際に衝撃が発生する現象」と説明しています。
過去6週間で2回にわたってHCEが発生したため、特殊作戦コマンドの独自の判断として、地上待機を命じていました。
その後、同コマンドが各種の情報を分析し、「CV22の運用の手順の確認、搭乗員に対する教育・訓練内容の追加、機体点検などを継続的に行うこと」で、「飛行の安全を確保できることを確認した」と、飛行再開を正当化しています。