国葬は安倍政治の礼賛 1万5千人が国会前で大行動 〈2022年10月9日号より〉

国会前で国葬に抗議の声を上げる人々=9月27日、千代田区

 岸田文雄政権が安倍晋三元首相の国葬を強行した9月27日、国葬と同時刻の午後2時から国会議事堂正門前(千代田区)で、市民らが抗議の声を上げる大行動が実施されました。主催は、安倍元首相の『国葬』に反対する実行委員会。戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会の呼びかけで、約1万5000人(主催者発表)が集まりました。

 主催者あいさつで菱山南帆子氏は、安倍元首相について「憲法破壊と民主主義を傷つけてきた」と指摘。「今日を民主主義の逆襲の起点としよう」と呼びかけました。

 国会議員のあいさつで、日本共産党、立憲民主党、社民党、れいわ新選組の代表が発言。参院会派「沖縄の風」はメッセージを寄せました。共産党から15人の国会議員が参加し、マイクを握った志位和夫委員長は「国葬が憲法違反である点は絶対にあいまいにしてはならない」と強調。岸田首相は「安倍政治を礼賛し、国民に押し付けようとしている」と述べ、民意や憲法を無視し、戦後最悪の安倍政権を強要する岸田政権は「終わりにしよう」と訴えました。

 市民によるスピーチで、法政大学名誉教授の田中優子氏は「民主主義と人権は不断の努力なしには実現できない」と発言。国葬は「安倍政権に権力だけでなく権威を付与すること」であり、時代錯誤の国葬を市民が認め、不断の努力を怠ったなら「ファシズムへの道だ」と力を込めました。

 劇作家の坂手洋二氏、文筆家の栗田隆子氏、在日ビルマ市民労働組合のミンスイ会長、日本軍『慰安婦』問題解決全国行動の梁澄子(ヤン・チンジャ)共同代表、念仏者九条の会の小武正教事務局長、政治学者の五野井郁夫氏が登壇。フォークシンガーの小室等氏が、歌で平和を願いました。

 大学院の同級生3人で参加した25歳の女性は、「国葬に使われる16億円以上の税金を、社会保障の充実や賃金アップに回してほしい」と語りました。

東京民報2022年10月9日号より

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