来年10月の導入まで1年を切ったインボイス(適格請求書)制度の中止を求め、反対の声を可視化することを目的にした大規模な集会「♯私がSTOPインボイスの声をあげる理由」が10月26日、日比谷公園大音楽堂(千代田区)で行われました。
主催は市民グループ「インボイス制度を考えるフリーランスの会」。集会は、同会が実施したクラウドファンディングに多くの支援が寄せられたことで実現。会場には1200人(主催者発表)が参加し、オンラインによる同時配信は最大1000人超が視聴しました。
主催者を代表して、発起人でライターの小泉なつみ氏があいさつ。インボイス制度に対する抗議の声を財務省に届けるネット署名が、前日に10万人分集まったことを報告。インボイス制度は「税率を変えない消費税の増税。弱い人に負担を押し付ける制度」と強調し、「フリーランスや小規模事業者といった、団体や組織に属していない、弱く、ネットワークのない人たちを狙い撃ちにしていることが許せない」と力を込めました。
国会議員による発言では、日本共産党、立憲民主党、国民民主党、れいわ新選組、社民党の代表が登壇。共産党からは田村貴昭、宮本徹の両衆院議員、山添拓参院議員がマイクを握りました。