神宮外苑地区(新宿、渋谷、港区)の再開発事業をめぐり、都内に残された緑を守りたいという思いから大学生らが中心となり立ち上げた「神宮の森を守る会」が12日、黄金色に染まる神宮外苑イチョウ並木(港区)の一角で、樹木伐採の見直しを求める署名活動を行いました。
紅葉シーズンで国内外から多くの人が集まるため、伐採の危機を説明するビラは英語版も用意。足を止める外国人観光客に、流ちょうな英語で再開発の内容を伝え、会話を交わす場面もありました。
同会代表のひとり、楠本夏花さん(19)のSNS(ネット上の交流サイト)で署名活動を知り、初めて参加した大学院生の女性(24)は、「街路樹の大気浄化能力などを研究している。来年、就職で造園工になる予定。働くうえで知見を広げるために参加した」と話しました。