日本共産党の吉良よし子参院議員と米倉春奈、アオヤギ有希子両都議、沿線の3区5市の地方議員・予定候補、住民は11月18日、京王電鉄に対して運行の安全とサービス向上を申し入れました。
申し入れでは、ホームドアの設置、バリアフリー化とエスカレーターの設置、無人改札への駅員配置、開かずの踏切解消、痴漢対策等を求めました。
ホームドア設置では、参加者からの「年間2駅程度の設置では30年かかる。早急に設置を」との訴えに、京王電鉄は「全駅に整備する。30年間ではなく、加速度的に設置する検討をしている」「工事中の連立立体交差事業(笹塚駅から仙川駅間)では、事業後に高架化した駅にホームドアを設置する」と回答しました。
痴漢対策では、両都議が、京王電鉄の朝夕の女性専用車両の運用改善を求めたほか、「痴漢は犯罪であること、見かけたら支援を呼びかける等の情報提供をしてほしい」との駅や車内のアナウンス放送も活用した広報を強化するよう求めました。京王電鉄は「ご指摘の点を持ち帰り、アナウンスの内容等について社内でよく議論したい」と答えました。
無人改札やバリアフリー化などの問題で、多くの議員と住民から要望が出され、吉良議員は、「ホームドアや長年にわたり多くの署名が寄せられているエスカレーター設置等は、日常生活の問題です。コロナの収入減を理由にした後回しではなく、急いで取り組んでいただきたい」と要請しました。
東京民報2022年12月4日号より