「東京・島だより」改憲の嵐に足を踏ん張り 大島町で緊急街頭宣伝〈2023年1月1日・8日合併号〉

緊急宣伝で訴える大島の人たち=12月18日

 肌を刺すような冷たい風が吹きすさぶ12月18日午後、緊急街頭宣伝を島内6カ所で行いました。横断幕、プラカード、のぼりを持ち、足を踏ん張って多くの仲間たちが逆風の中に立ちました。

 山田ただたか日本共産党町議団長が次のように力強く訴えました。「軍事栄えて民滅ぶ―自公政権による『戦争国家づくり』への暴走を何としても止めなくてはなりません。歴史から学び、ご一緒に声をあげましょう」

 大島には輝かしい歴史、素晴らしい宝物があります。それは、大島が日本から「独立」した時に島民自らの力で作り上げた「大島憲章」です。1946年1月、連合軍総司令部から、「伊豆諸島は日本から外す」と通告された大島では、話し合いの末、独立を受け入れ、大島国の憲法づくりに取りかかったのです。

こうしてでき上がった大島憲章は、前文で「万邦和平(世界平和)の一端を担うことを島民は厳粛に誓う」と平和主義をうたい、第1条で、「統治権は島民にあり」と主権在民を明記しています。

 2カ月後、大島は日本に戻されることになり、憲章は幻となりました。

 11月19日には、神津島を中心にして防災訓練を名目にした事実上の軍事演習が実施されました。平和な島々の上空をオスプレイが飛び、沖縄の海兵隊が参加しました。私たちは山添拓参院議員を先頭に防衛省に抗議し計画の撤回を求めました。

 敗戦直後の混乱の時代に「大島国作り、憲法作り」を目ざした先人たちの心意気は引き継がれています。大軍拡から「憲法改悪」へと続く嵐の中で、足を踏ん張り立ち続けようと、決意を新たにしている大島の仲間たちです。 (大島 中田保)

東京民報2023年1月1日・8日合併号より

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