ついに全面解決を勝ち取りました! コロナ禍を口実にした不当解雇を認めず、2年7カ月たたかってきた東京美々卯争議。突然の生活難に追い込まれても、誇りをもって「味と文化と労働者を守れ」と立ち上がり、頑張りぬいてこられた若い組合員のみなさんの姿が浮かび、胸が熱くなりました。
実は、わが家は、あの「うどんすき」の大ファンなのです。コロナ禍で不当解雇されたと聞いて、なんとか頑張ってほしいとの思いを込めて彼らが腕を振るった宅配「うどんすき」年末支援セットを求めたのでした。3年連続の「常連」として、舌鼓を打ち、伝統を引き継ぐ料理人の心意気を味わう年末でした。昨年暮れ、ちょうど解決の話が出ていたことを直接うかがい、待ちに待った解決の知らせでした。
もとはといえば、大阪生まれの母が戦前から親しんでいた格別の味です。東京美々卯が、父が勤めていた会社のすぐそばにあったこともあって、父とともに何度かお店にも行っていました。
思えば、1988年9月、父母が娘たちと初めてヨーロッパ旅行をするというので、出発前夜に壮行会(?)をしたのもここでした。鍋を囲んで、うれしそうにしていた、亡き父母を思い出します。
全労連・全国一般東京地本をはじめ多くの仲間や支援者と成し遂げた全面解決。コロナ禍であっても労働者を守る努力をしない解雇は許されないことを全国に示し、各地でたたかう仲間を大きく励ましています。お疲れさまでした!(日本共産党衆院議員)
東京民報2023年2月19日号より