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フラッシュ@Tokyo 2023年3月12日号 五輪「2020大会レガシー基金」、日本共産党都議団が都議会定例会に3件の条例案追加提出、英スピテストのデータ提出について
東京都 五輪でレガシー基金
都議会は2日、本会議を開き、五輪準備や障害者スポーツ、芸術文化振興など5つの基金を廃止・統合して「2020大会レガシー基金」を設置する条例、都2022年度最終補正予算を自民、都民ファ、公明、立憲などの賛成多数で可決しました。日本共産党は反対しました。
共産党都議団のとくとめ道信都議は討論で、レガシー基金について「使途が極めて広く特定目的基金とは言えない」と指摘。一方、障害者スポーツや芸術文化振興などの基金は目的や使途が明確であり、存続させ目的通りに活用すべきだと主張。五輪準備基金の残高1343億円は「統合ではなく、都民の暮らしを守るために使うべきだ」と強調しました。その上で五輪のレガシーというのなら、汚職や談合など負の遺産を徹底解明、検証すべきだとしました。
また、とくとめ都議は都内の朝鮮学校への補助金が停止されている問題に関連して、「差別的な補助金停止を続けていることが、ヘイトを助長している」と批判。こども基本条例を全会一致で成立させた都議会として、子どもたちの学ぶ権利を守る、ヘイトクライムは許さないことを改めて確認しあい、補助金復活へ一致して取り組むよう呼びかけました。
共産党都議団 3条例案を追加提出
日本共産党都議団は開会中の都議会定例会に3件の条例案を新たに提出しました。▽個人情報保護法施行条例で基本的人権の尊重や都民の権利利益の保護を強化する改正案▽都職員の期末手当や勤勉手当に連動して都議の手当が引きあがるのをやめ、据え置く条例改正案▽都税制調査会の法的位置づけを、有識者らの意見表明や意見交換の場として知事が臨時に設置する懇談から、地方自治法に基づく付属機関に改める条例案ーの3件。
英スピテスト 音声データを提供
都は中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の音声データ提供について、一次募集・分割前期募集の不合格者は、3月中旬以降に提供すると公表。提供開始は3月6日から8月31日まで。それ以外の受験者の申請は5月1日から8月31日までで、提供開始は5月中旬以降。
都によると提供する音声データは、記録された音声データから受験者本人の音声を抽出処理したデータとしています。受験者本人の受験時の声が小さい場合は抽出処理した結果、一部音声が聞き取りづらかったり周囲の音が入ったりすることや、受験者本人が発話・回答していない場合は、本人の音声が含まれていないデータとなるとしています。
東京民報2023年3月12日号より