フラッシュ@Tokyo 2023年3月26日号 武蔵野市で子ども権利条例可決、千代田区議会に給食無償化で意見書、外苑再開発めぐり坂本龍一氏から手紙、東大和・東村山市長選

武蔵野市 子ども権利条例可決

 武蔵野市議会は13日の本会議で、子どもの権利条例を賛成多数で可決しました。自民会派の一部議員が反対しました。4月から施行します。

 同条例は主に18歳未満の市民を対象とし、安心して生きる権利や自分らしく生きる権利、休息する権利などを保障すべき権利として掲げています。権利擁護の仕組みは、今後2年以内に定めるとしています。

 同市は21年度に同条例の制定に向けて、有識者による検討委員会をたちあげ、議論を本格化させました。併せて中学、高校生世代も子どもの権利条例をテーマにした話し合いを始めました。その結果、条例の前文に「わたしたち子どもたちは、未来の希望となる種で、無限の可能性や能力があり、それらを発揮することができます」「おとなと子どもは、お互いの権利を理解し尊重し合って行動することができます」といった「子どもたちの言葉」が盛り込まれ、「その言葉が実現できるまちを目指す」とうたっています。

千代田区議会 給食無償化で意見書

 千代田区議会は14日、文教委員会提案の「学校給食費無償化に関する意見書」を全会一致で可決しました。日本共産党案と自民党案を文教委員会で審議。この日の委員会提案となりました。

 意見書は「資源、原材料費高騰による物価上昇は区民生活を圧迫している」と指摘。共産党案にあった「義務教育は、これを無償とする」との憲法26条の規定に言及。「教科書と同様に食育である学校給食も無償にすることが望まれる」として、「全国的な学校給食無償化に向けた法整備、支援」を国に求めています。

外苑再開発 坂本龍一氏から手紙

 小池百合子知事は17日の定例記者会見で、神宮外苑の再開発問題で、音楽家の坂本龍一氏から手紙を受け取ったことを明かしました。小池知事は「様々な想いをお書きいただいて、お伝えいただいた」とのべました。

 各紙報道などによると、坂本氏の手紙は、再開発の見直しに向けて小池知事のリーダーシップに期待を寄せたものでした。しかし小池知事は「(再開発の)取組やまちづくりの意義を坂本さんはじめ様々な方々、都民にも伝わるように情報発信するよう改めて(職員)指示した」とのべ、相手にする気はないと言わんばかりの対応でした。

東大和市長選に柳下氏

 日本共産党都委員会は15日、東大和市長選(4月23日投票)に立候補を表明している市民団体代表の柳下進氏(73)=無所属新=を、自主的に応援すると発表しました。

東村山市長選に藤田氏

 東村山市の「新しい市政を市民がともにつくる会」は18日、市長選(4月23日投票)に市議(立憲民主党)の藤田まさみ氏(63)=無所属新=を擁立すると発表しました。日本共産党、立憲民主党、社民党都連が支持します。

東京民報2023年3月26日号より

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