「保険証の廃止はやめて」制度の矛盾に広がる反対〈2023年5月28日号〉

 「マイナンバーカード強制をやめて 健康保険証廃止は撤回を!」と訴えた集会が18日、衆議院第2議員会館内で開催されました。マイナンバー制度反対連絡会や全国保険医団体連合会(保団連)などが主催しました。

反対連絡会が集会

 健康保険証を廃止し、マイナンバーカード(マイナカード)に一本化するマイナンバー法など関連法改正案が、19日にも参議院の委員会採決が狙われるという状況での開催。会場は200人、ウェブからも550人が参加しました。

 集会冒頭で保団連の住江憲勇会長は、17日の参考人質疑で、マイナ保険証への一本化で、この間指摘してきた無保険者が生まれることを政府も否定できなかったと紹介。さらに2021年10月から13カ月の間に7300件の誤登録があったと報道されたことを「氷山の一角だ」と指摘し、こういった問題を払拭しないまま採決を行うことはあり得ないと訴えました。

無責任な強行に怒り

発言する家平悟さん=18日、千代田区

 集会には、17日の参議院地方創生デジタル特別委員会で参考人として意見陳述を行った、家平悟さん(障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会事務局長)も参加。自身も脊髄損傷などの障害があります。

 家平さんは、自己決定ができない障害者や高齢者に関して、誰が代理をするかを政府が明言できなかったことに触れ、「最も支援を必要とする人へのサポートが決まっていない。無保険者が生まれるのは火を見るよりも明らかだ」と指摘。無責任な制度を強制的に進めることに怒りを込めました。

 マイナンバー制度に詳しい清水勉弁護士は、マイナ保険証と健康保険証の違いを指摘。マイナ保険証は個人情報漏洩のリスクから管理責任を負える人のみが任意で保有する申請主義。一方、健康保険証は国が全国民に対して医療を受ける権利を保障するために郵送で手元に届けるものです。

 「制度が違うものを一つのカードにまとめるのは法的にも実務的にも無理がある」と強調しました。

カテゴリーから探す

記事を掲載時期から探す

最近の記事

  1.  「いつの間に私はプロパガンダに加担していたのか?」―ロシア最大手の国営放送「第1チャンネル」の人…
  2.  2024年10月の衆院選後、SNSでの発信を強化しようと始めた、YouTube番組「週刊 宮本徹…
  3.  全国で唯一、9教科履修でき、中学校卒業資格が得られる千代田区立神田一橋中学校の通信教育課程は、2…
  4.  高市早苗政権の下で戦争する国づくりが加速するなか、この動きに歯止めをかけ、平和を築くには、どう行…
  5. 国交省 東海汽船に処分  国土交通省関東運輸局は2日、伊豆諸島への旅客船を運航する「東海汽船…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

2023年5月
日 月 火 水 木 金 土
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
ページ上部へ戻る
通知を有効にしますか? はい いいえ