都知事選で本気の共闘を 呼びかけ人会議が懇談会〈2023年10月8日号〉

 来年夏の都知事選に向けた市民と野党の共闘をめざす懇談が29日、千代田区で開かれました。「市民と野党の共闘で都政転換をめざす呼びかけ人会議」が主催し、7月に続き2回目の開催となります。

 政党からは、日本共産党、立憲民主党、社民党、新社会党、緑の党、東京生活者ネットの6党の代表が参加しました。

あいさつした宇都宮氏=9月29 日、千代田区

 呼びかけ人代表であいさつした、五十嵐仁・法政大学名誉教授は、小池都政は神宮外苑再開発を強行し、横田基地のPFASによる健康被害を放置、関東大震災の朝鮮人虐殺から目を背けていると批判。医療・教育など都民要求に寄り添わない都政の転換には、市民と野党の共闘の再構築しかないと訴えました。

 20年の都知事選挙に立候補した宇都宮健児弁護士は、神宮外苑などの再開発は、内容が明らかにされないまま計画決定され、検討されることのないパブリックコメントが募集される「アリバイ民主主義」が続けられていると批判。国政にも大きな影響力がある都知事選で都政転換を進めようと強調しました。

 日本共産党の笠井亮衆院議員は、開会中の都議会第3回定例会の所信表明演説で小池知事が、物価高騰対策を一切示さなかった一方で、大型開発に熱中し、企業のための「稼ぐ東京」を進めていると批判。開発推進からの転換を訴え、くらしといのち第一の都政へと共通の旗印を掲げようと語りました。

 立憲民主党東京都連幹事長代理の西沢圭太都議は、都知事候補については来年度予算編成の内容を見て判断すると、共闘に前向きな姿勢を示しました。

地域から真剣に

 18地域から市民連合などの代表者37人が参加し、首長選挙などで生まれた市民と野党の共闘や解散総選挙に向けた取り組み、各自治体の運動について報告しました。

 立憲民主党を離党し、4月に東村山市長選に挑戦した藤田雅美元市議は、野党共闘でたたかったが応援に来たのは共産党の支持者がほとんどだったと振り返り、「都知事選でどれくらいの人が真剣に足並みを揃えられるのか」と危惧を示しました。

 渋谷区から参加した男性は、共闘した区長選で連合地区協メンバーと共産党の支援者が共に作業する姿は感動的だった一方で、共産党の共闘候補者に同様に協力していたかと語り、「本当に力を合わせて共闘ができれば、優しい社会になるのでは」と呼びかけました。

 西沢都議はこれに対し、前回の都知事選で宇都宮候補と立憲民主党の政策に一致しない点があったと述べ、「政党が違うからこそ、一つの塊になるために考えるべきことがある。現場に議員がいないという指摘は乗り越えたい」と答えました。

女性や若者の参加で

 墨田、足立、江東、北区で区長選に立候補した4人の女性は、市民連合で始まった「フェミブリッジ」を盛り上げ、都知事選を通してジェンダー平等を進めようと訴えました。

 荒川区から参加した女性は、区立幼稚園を半減させる計画に反対する署名集めに若い母親たちが参加していると報告。東京中でくらしを守る運動があることに驚いたと語り、「公共を守る知事を誕生させるため、あらゆる人と共に都政を考えていきたい」と語りました。

 参加者からは、候補者選定や政策の策定、また、れいわ新選組も含む立憲野党の統一候補選びを早急に求める声が相次ぎました。

東京民報2023年10月8日号より

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