米軍 オスプレイを全機飛行停止 機体不具合の可能性受け〈2023年12月17日号〉

横田基地のオスプレイ(羽村平和委提供)

 米軍は6日、米空軍のCV22オスプレイの墜落事故(11月29日)を受けて、オスプレイ全機を運用停止にすると発表しました。

 米軍の発表では、事故の初期段階の調査で、機材の「物質的不具合によって今回の事故が起きたことが示唆された」ことで、リスクを軽減するための措置だとしています。

 米軍は世界で400機を超えるオスプレイを配備しています。日本では、米空軍が6機、米海兵隊24機、陸上自衛隊が14機のオスプレイを配備しています。自衛隊も、米軍の事故と飛行停止を受けて、オスプレイの飛行を停止しました。

 オスプレイは、開発段階からたびたび、事故を起こし、死亡事故の犠牲者数が50人を超えています。ローター(回転翼)のギアボックスとエンジンをつなぐクラッチが何らかの原因で滑る「ハード・クラッチ・エンゲージメント」(HCE)という不具合が明らかになり、米空軍は2022年8月に全機を飛行停止していましたが、根本的な対策もないまま1カ月後に飛行を再開していました。今回の事故では、エンジンが火を噴いていたという住民の目撃情報もあり、さらに深刻な原因による事故の可能性も出ています。

東京民報2023年12月17日号より

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