【寄稿・新人ネクスト】大田区 村石真依子区議 やっと相談が来るように〈2024年1月14日号〉

議会質問に立つ村石真依子区議

 第2回定例会では、教員不足の問題を質問しました。「子どもの学ぶ権利が危ぶまれている」と強く訴えましたが、まだまだ現場の実態は伝わっていないと思いました。

 議員控室にいると、ベテラン議員のところには、毎日何件もの相談の電話が来ます。「いいなあ」と思いながら聞いていましたが、ようやく私のところにも、少しずつ相談が入ってくるようになりました。「バス便が減って困っている」「経営がひっ迫している。融資を受けるにはどうしたらいいか」「エアコンのフィルター掃除や、ゴミ出しができなくて困っている」などの日々の「困った」が届けられるようになり、この問題はどこにつなげればいいかとベテラン議員やOBに聞きながら、「これは陳情に出すといいですよ」とか、「担当課長と話し合う場を設けましょう」などと、取り組んでいます。

 相談者の中には、行政が何かをしてくれるのを待っていたり、やってもらわなくてもしょうがないと、はなからあきらめていたりすることがあるので、相談を受けた時には、それを私が「解決してあげる」のではなく、一緒に考え、その方がこの先も自分で動けるようなルートを作っていくことが大切と考えて取り組んでいます。そして、「動けば政治を変えられる」という経験を積むことで、地域の民主主義の力を育てていきたいと思っています。

 この夏、『議会改革』をテーマに行政視察に行った時、「住民からの陳情が出れば一番いいのですが、あまり出ません」という話がありました。

 大田区は嬉しいことに毎回陳情がいくつも出ています。しかし大田区議会の他会派の議員らは、区側の意見をうのみにして陳情者の思いをくみ取ることが少なく、その多くが不採択になってしまいます。議会改革より、議員改革の方が必要ではないか、と思いました。

 「天気は変えられないけれど、政治は変えられる」を合言葉に、区民の声が生かされる区政へと、地域の皆さんと一緒に頑張ります。

東京民報2024年1月14日号より

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