自民・千代田区議を逮捕 入札情報の漏えい容疑〈2024年2月4日号〉
- 2024/2/2
- ニュース
千代田区立お茶の水小学校・幼稚園の改築に伴う一般競争入札で、入札情報を業者に漏らしたとして、警視庁捜査2課が1月24日、官製談合防止法違反容疑で、千代田区議の嶋崎秀彦容疑者(64)=同区=と、元同区行政管理担当部長の吉村以津己容疑者(61)=静岡県熱海市=を逮捕しました。嶋崎容疑者は同日付で議員を辞職しました。
嶋崎容疑者は、03年に区議に初当選して現在6期目で、議長や自民党会派幹事長を務めました。
日本共産党千代田地区委員会と、牛尾こうじろう区議は、「区民を裏切る行為で断じて許されない」と声明。元部長がマスコミの取材に、複数回にわたって入札情報の問い合わせがあったことや、上司から情報提供するよう言われていたことを明かしていると紹介。「全容解明はこれから」と指摘し、区議会が、真相解明に加えて、特別職の政治倫理条例制定など再発防止策の検討に、早期に取り組むよう求めています。
東京民報2024年2月4日号より