地表陥没 工事強行に怒りの声 東京外環道めぐり聞き取り〈2024年2月18日号〉
- 2024/2/17
- 外環道

日本共産党の山添拓参院議員は調布市東つつじヶ丘などで複数の地表陥没事故や地中空洞をもたらしている東京外環道の工事について2月9日、聞き取り調査を国会内で行いました。聞き取りには関係する自治体の議員や地域住民も参加。国土交通省の担当者の他、説明員としてNEXCO東日本、NEXCO中日本ら工事関係者が対応しました。
調査事項は▽地盤補修工事中に入間川で発生した気泡原因と対応▽同道中央ジャンクションBランプシールドトンネル工事の告知▽野川サイクリング道路の陥没に関して-などです。
入間川の問題については「現地に確認しないとわからない」と言う回答に終始。他の質問に対しても「確認しないとわからない」や、科学的知見に基づかない回答に終始するばかりでした。
また昨年12月28日に宮本徹衆院議員が質問・資料要求した内容についても、これまで全く対応がなかったことも明らかになりました。一方で工事が実施されている場所もあり、山添議員は「質問に答えられないけれど、工事は進めるということか」と追及。
関係住民からは「大きな事故を繰り返したらどうする。危険だ。死亡事故が起きてからではどうすることもできない」、「住民を立ち退かせ、住めない地域にした責任がある。説明を尽くすべきだ」など怒りの声が次々に上がりました。
山添議員は質問事項を1週間以上前に通知したのに、明確な回答がないことに改善を求め、現地での説明を改めて強く要望しました。
東京民報2024年2月18日号より