【寄稿・新人議員ネクスト】北区 宇都宮ゆり区議 中小零細 本気で支援の区政に〈2024年2月18日号〉

新春のつどいで

 議員活動が始まり約9カ月、日々さまざまな相談が寄せられます。

 多岐にわたる難しい生活相談は先輩議員にアドバイスいただき、試行錯誤をしながら相談者に向き合っています。

 私は約13年間、業者運動に関わってきました。中小事業者の方が支払う国保料の負担が毎年の値上げで、払いたくても払えない。さらにインボイス制度で新たな税負担も深刻です。生活相談の中で貧困と格差がある事を感じています。

 昨年の第4回定例会の質問では、「物価高騰が直撃し仕入れ値が上がり、寒くなる時期は電気代、燃料代の負担が重い」と区内の飲食店の方の声を紹介。物価高騰対策として中小事業者への直接支援を求めました。区の答弁は「区内中小事業者の景況把握に努め、必要な支援について検討していく」とのことでした。杉並区、新宿区ではすでに中小事業者への直接支援を行っているので、北区でも中小事業者支援により力を入れてほしいと感じています。

 今、東十条駅周辺のまちづくりが進められる計画があり、「商店街支援」は切実な課題です。その地域に暮らす住民にとって買い物やコミュニティの場として商店街は地域の要です。もし万が一、駅前にショッピングモールなど商業施設ができるという事になれば、商店街への影響が懸念されます。

 まちづくり計画の中に地域住民や商店街、当事者の方の意見が反映されることが大切であると考えます。商店街を本気で支援する区政をみなさんと一緒に要望し反映させていきたいと思います。

 先日、嬉しい事がありました。「新春のつどい」に参加してくれた方が以前家族の介護で苦労され、「介護保険の改悪にずっと反対してきたのは共産党。今の政治はあまりにも冷たい。少しでも社会を良くできたら」と仲間になってくれたことです。

 共産党だからなんでも相談できるとお話されていたのが胸に残りました。一緒に活動し、私自身も学びながら奮闘していく決意をあらたにしています

 東京民報2024年2月18日号より

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