東京に強く大きな共産党を 党大会受け第一回都党会議〈2024年2月25日号〉
- 2024/2/23
- ニュース
日本共産党都委員会は18日、都内で第29回党大会を受けた第一回都党会議を開き、活動方針や「総合計画」、都委員会の新役員を選出しました。
田辺良彦都委員長は報告で、第29回党大会の世界論や未来社会論など、「政治的・理論的な突破点」を紹介するとともに、同決定を「最優先で学び、語り、広げよう」と呼びかけ。東京における、躍進の流れと、それに対する支配勢力の反撃という「政治対決の弁証法」がどのように進んできたかを振り返り、自民党政治が末期的な症状をみせている中で、「今こそ、自民党政治を終わらせるチャンス。たたかいの発展と国民的大運動を」と強調しました。
また、国政選挙での目標について、「衆院比例100万票・15%以上の実現で、総選挙での議席増。25年参院選での比例躍進と東京選挙区で史上初の5連勝を」と提起。夏の都知事選で、「都民の暮らしに無関心で、都民の声を聞かない、経済界ファーストの小池都政を転換しよう」と、市民と野党の共闘での勝利をと語りました。
「党躍進を切り開く強く大きな党を首都東京につくろう」として、①党大会決定の全支部討議と全党員読了②この間の党員と読者の拡大の努力と教訓を実践の指針として生かす③全党をあげた世代的継承を-などの方針を挙げ、そのためにも2月3月に前進を切り開く重要性を強調しました。
党大会で選出された、田村智子同党委員長があいさつ。「二大政党論で日本共産党の存在がないもののように扱われる厳しい時代を、東京都党のみなさんと一緒にたたかったことが、私の土台になっている」という言葉に、大きな拍手が寄せられました。田村氏は「党勢がなぜ減り続けているのか、党大会で理論的に正面に取り組んだ。それを実践で突破することが、いま大切になっている。都党の団結を固め、情勢を切り開く都党会議に」と呼びかけました。
活発な討論を経て、修正された総合計画、都委員会の諸方針が賛成多数で採択され、新しい都委員・准都委員が選出されました。
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新しく決まった三役と常任委員は次の通り。委員長=田辺良彦(再)、書記長=関口達也(再)、副委員長=今村順一郎(再)、大山とも子(再)、坂井和歌子(新)、田川豊(再)
常任委員=秋野英俊(再)、阿藤和之(再)、石井耕太(再)、大田朝子(新)、岡田克己(再)、岡田俊一(新)、蔵貫義朗(再)、栗原淳介(再)、香西克介(再)、近藤雅樹(再)、志摩和寿(再)、鈴木治(再)、中井健二(再)、長谷川節(再)、三田真紀(再)
東京民報2024年2月25日号より