【寄稿・新人議員ネクスト】小平市 三輪博美市議 「誰かの頼れる存在に」〈2024年2月25日号〉

三輪博美市議

 昨年4月の一斉地方選挙後、初当選し、市議会議員となりました。私は18年間介護現場で働いていました。新型コロナウイルス感染症が、流行し始めたときに、私が加盟していた小平介護福祉ユニオンの仲間たちと一緒に、市内の介護事業所100カ所以上へ何度もアンケート調査を実施し、どの事業所も「職員も、利用者も感染者が出てしまわないか不安になる」「事業所が休みになってしまったら、その間利用者への対応はどうなってしまうのか」と本当に、悲痛ともいえるアンケート結果ばかりでした。

 その結果をもとに、市に直接要望書も何度も提出し「衛生用品購入補助金等」が出るようになりました。「声を上げれば政治は変わる」―。このことが、立候補決意への大きな一歩を踏み出すきっかけになったと思います。

 議員になって、毎日がめまぐるしく、慌ただしく過ぎていきます。弱音を吐いたり、苦しくなる時もあります。

 しかし、議員活動を続けるにあたり、自分自身の中で揺るぐことのない決意があります。それは、市民の皆さんに寄り添い、暮らし、命、福祉を守りぬく立場を貫くことが共産党議員の役割だと確信を持っているからです。

 まだ議員になって間もないころ、ある介護事業所のケアマネージャーから電話をもらいました。「『困ったことがあるから三輪さんに相談したい。ケアマネさんから電話してもらいたい』と利用者さんから頼まれたので、電話しました」という理由でした。

 大きな信頼を寄せてくださっていること、頼りない自分を思い浮かべてくれたことが、とても嬉しくなりました。

 日々勉強していく中で、自公政権の改悪の影響により、社会保障費削減、国庫負担金削減という言葉をよく目にします。

 自治体も苦しめられていますが、一番しわ寄せが来るのは、市民の皆さんです。私はこれからも、市民の皆さんの声に寄り添い、一人一人が尊重される社会の実現を目指せるように、頑張っていきたいと思います。

 

 

 東京民報2024年2月25日号より

関連記事

最近の記事

  1.  石破首相が4日、国会で初の所信表明演説に臨んだのに続き、代表質問などの論戦が行われました▼目立っ…
  2.  「日本共産党の躍進で、政治を大本から変える総選挙に」―衆議院の解散・総選挙は、15日公示、27日…
  3.  多くの工場が集まり、「ものづくりのまち」として知られる大田区の経済を立て直し、日本経済を元気にす…
  4. 人工芝の敷設が進む都庁前の都民広場=新宿区  日本共産党都議団は、東京都が進める都有施設への…
  5.  都議会第3回定例会は4日の最終本会議で、学校給食無償化に向けた市町村支援を盛り込んだ補正予算(3…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

Instagram

#東京民報 12月10日号4面は「東京で楽しむ星の話」。今年の #ふたご座流星群 は、8年に一度の好条件といいます。
#横田基地 に所属する特殊作戦機CV22オスプレイが11月29日午後、鹿児島県の屋久島沖で墜落しました。#オスプレイ が死亡を伴う事故を起こしたのは、日本国内では初めて。住民団体からは「私たちの頭上を飛ぶなど、とんでもない」との声が上がっています。
老舗パチンコメーカーの株式会社西陣が、従業員が救済を申し立てた東京都労働委員会(#都労委)の審問期日の12月20日に依願退職に応じない者を解雇するとの通知を送付しました。労働組合は「寒空の中、放り出すのか」として不当解雇撤回の救済を申し立てました。
「汚染が #横田基地 から流出したことは明らかだ」―都議会公営企業会計決算委で、#斉藤まりこ 都議(#日本共産党)は、都の研究所の過去の調査などをもとに、横田基地が #PFAS の主要な汚染源だと明らかにし、都に立ち入り調査を求めました。【12月3日号掲載】
東京都教育委員会が #立川高校 の夜間定時制の生徒募集を2025年度に停止する方針を打ち出したことを受けて、「#立川高校定時制の廃校に反対する会」「立川高等学校芙蓉会」(定時制同窓会)などは11月24日、JR立川駅前(立川市)で、方針撤回を求める宣伝を21人が参加して行いました。
「(知事選を前に)税金を原資に、町会・自治会を使って知事の宣伝をしているのは明らかだ」―13日の決算特別委員会で、#日本共産党 の #原田あきら 都議は、#小池百合子 知事の顔写真と名前、メッセージを掲載した都の防災啓発チラシについて追及しました。
ページ上部へ戻る