狛江市図書館 住民投票求める署名提出 必要数の3倍を超える〈2024年3月24日号〉
- 2024/3/22
- 都民運動

狛江市の「こまえ図書館住民投票の会」は13日、狛江市がすすめる中央図書館の分割・移転計画をめぐって住民投票条例の制定を求める4264人分の署名簿を狛江市選挙管理委員会に提出しました。
計画は、おとなの本と子どもの本を約400メートル離れた別々の施設に配置するというもの。会は、「このまま分割計画を進めるのか、現地での拡充が良いのかを、住民投票で市民に直接意見を聞いてほしい」としています。条例制定の直接請求には有権者の50分の1以上の署名が必要で、狛江市で必要となる1393人分の3倍を超える署名が3月9日までの期間で集められました。有効署名数が確定されたのち、住民投票条例案の審議が行われる臨時市議会の開催は4月下旬以降が見込まれています。
署名集めに取り組んだ市民(受任者)は265人に上り、受任者が対面で署名を集めることが必要なため、家族の分だけを集めた受任者の取り組みも大きな力になったといいます。一人で200人以上の署名を集めた人もいました。
同会は、「市議会は、もう決まったことだからと切り捨てるのではなく、市民の疑問に答え、市民の声を聞く機会=住民投票が実施できるよう、住民投票条例の制定を行うよう強く要望します」との見解を発表しました。
東京民報2024年3月24日号より