オスプレイ再開中止要求せよ 共産党都議団申し入れ〈2024年3月31日号〉
- 2024/3/31
- 横田基地

昨年11月に鹿児島県屋久島沖で墜落・死亡事故を起こした米軍横田基地(福生市など)所属の垂直離着機CV22オスプレイの飛行再開問題で、日本共産党都議団は22日、都として飛行中止を国と米軍に求めるよう小池百合子知事あてに申し入れました。
墜落事故を巡っては、事故の具体的な原因も明らかにしないまま3月8日、米軍は飛行停止措置を解除し、飛行を許可すると発表。防衛省は飛行再開を容認し、13日には米軍と陸上自衛隊のオスプレイが14日以降、「整備が整った機体から順次、飛行再開する」と発表しました。
尾崎あや子都議は「事故原因が全く明らかにされない状態での飛行再開は許されない」とし、都として国と米軍に抗議し、飛行再開を中止するよう働きかけること、横田基地の責任者に対し直接知事と面談し、説明を求めるよう要請しました。
アオヤギ有希子都議(八王子市選出)は、「事故原因も分からないまま飛行が再開されたら、いつ落ちるか分からないオスプレイが私たち市民の上空を飛ぶことになる。住民は不安でいっぱいだ」、清水とし子都議(日野市選出)は「東京の住宅街の上空で事故が起きたら大惨事になる。都として都民の命を守ることを最優先に対応してほしい」と訴えました。
応対した中村倫治副知事は、「ご要望は承りました」「必要な対応は行っていく」と答えました。
東京民報2024年3月31日号より