【寄稿*新人ネクスト】中野区 武田やよい区議 「区民に寄り添えた」を自問〈2024年3月31日号〉
- 2024/4/2
- コラム・オピニオン
中野区職員として34年間仕事をしてきました。今は違う立場から中野区政に向き合っていますが、地域の方から寄せられる相談、担当部署とのやり取り、議会での質問対応に長年の癖で公務員としての判断が先にたっていないか、本当に区民に寄り添えた対応になっているか、自問自答の毎日です。
議会では今回の第1回定例会・予算特別委員会で、職員時代に取り組んでいた生活再建型債権管理の他、環境の取組み、相談からつながった区営住宅の課題、地域のまちづくりなどを中心に総括質疑を行いました。
今回の質疑だけではなく、分科会や常任委員会、会派で連携して質問することによって、目標を達成することを目指しています。また表面的な答弁で終わらせず、行政に緊張感を持ってもらう深い質問をすることも心掛けています。
地域では、訪問や宣伝に加えて町会などの活動に参加する中で“つながり”を模索中。中高年シングルである自分自身も、生活者として地域でのつながりの大切さと公的施策の不足を痛感しています。これまであまり着目されていなかったこの分野に光を当て、公の支援策を提案していきたいと思っています。
地域の声を区政に届けることはもとより、区議会や区政の様子を地域に伝えることも大切な役割です。議会終了ごとに必ず区政報告会を開くこと、区政報告ニュースを発行することを区議団全員で取り組んでいます。
これまで、ニュースを作る中でイラストレーター(パソコンソフト)の使い方も覚えてきたので、少し工夫して作れるようになってきました。ニュースを通じて区議会や区政に関心を持ってもらえるよう、読みやすい、そして読んでみようと思ってもらえるニュースを目指します。
もうすぐ年が経とうとしていますが、これからも自分自身の生き方を基本に、生活者としての目線を持ち、地に足のついた活動をしたいと思います。
東京民報2024年3月31日号より