【寄稿*新人議員ネクスト】江戸川区 太田彩花区議 若い力で暮らし守る〈2024年4月14日号〉
- 2024/4/15
- コラム・オピニオン
昨年の区議選でセバタ勇前区議から議席を引き継ぎ、およそ1年が経ちます。今までにないあわただしさの中、慣れないことだらけで辛くなる時もありますが、議員の先輩方、温かい声援をくれる地域の方々や、まだまだ駆け出しの私に切実な相談や要望を寄せてくださる方々の姿に励まされ、日々がんばっています。
当選したばかりの昨年6月に、区で小中学校給食費無償化が決定し、9月から開始。その後特別支援学校に通う子どもたちにも給食費と同額の補助が出されるようになりました。「区民と力を合わせて声を上げ続ければ、区政を動かすことができる」という確信となる出来事でした。
私の活動地域の一つである船堀地域は、駅周辺に区役所の新庁舎建設が予定されています。「船堀駅周辺には図書館がないので、新しく図書館を設置してほしい」という要望が寄せられており、これまでに集まった署名は8000筆を超えています。「つくる会」の方たちの粘り強い取り組みに敬意を表します。
図書館は、基本的人権である「知る権利」を保障する施設で、住民の憩いの場、子どもたちが伸び伸びと過ごす場であり、数ある公共施設の中でも特に区民の身近な所に設置すべきであると、この要求実現に取り組む中で改めて学びました。
第1回定例会の一般質問でこの要望を取り上げ、区民の望む図書館をつくるためにあらゆる可能性を検討してほしいと、他区の先進的な図書館行政も紹介しながら質問しました。
区長は「多くの署名が集まっていることは認識している」と答えたものの、新たな図書館設置に対しては後ろ向きな態度でした。区民の皆さんとともに、実現まで粘り強く求め続けていこうと思います。
他にも、江戸川区独自の給付型奨学金及び奨学金返済支援の実現、高齢者の補聴器購入費助成拡充、中学校英語スピーキングテスト中止など取り組みたい課題は山積です。
「若い力で、すべての世代のいのちとくらしを守りたい」。これからも日本共産党の議員として日々学びながら頑張ります。
東京民報2024年4月14日号より