革新都政をつくる会は12日、定期総会を都内で開催し、6月20日告示(7月7日投票)の都知事選で、市民と野党の共闘による都政転換に向けた方針を決めました。
矢吹義則代表世話人があいさつ。小池都政のもとで「経済界ファースト」の都政が進められてきたと告発し、市民と野党の共闘が大きく前進していると報告。都知事選での勝利を呼びかけました。
日本共産党の宮本徹衆院議員が来賓としてあいさつし、自民党のパーティー券裏金問題をめぐる国会情勢を報告。都政についても豊かな財政力を都民のために使う都政が求められていると述べました。白石たみお都議は、小池知事の8年間が「都民が真ん中の都政とは全く違う」と厳しく批判し、知事選と都議選で勝利し、都政転換を実現する決意を表明しました。
議案の説明に立った中山伸事務局長は、この8年の小池都政について、経済界ファースト、都民置き去り都政であったことを報告し、都政転換のために「革新都政をつくる会」が市民と野党の共闘の実現に果たしてきた役割を紹介。「1・24キックオフ集会」の成功を機に、市民団体と野党の協議による「候補者選定委員会」設置、各分野、各地域での共闘が大きく広がっているとし、都知事選勝利のための選挙方針を提起しました。
討論では8人が発言。東京の青年の置かれている深刻な実態の告発、多摩格差解消にむけて取り組みを進めている経験、教育現場での小池都政による教育破壊の実態、かつて革新都政を実現して障害者施策の大きな前進を実現した報告など、いずれも小池都政転換に向けたたたかいの決意表明となりました。
閉会あいさつを代表世話人の西坂昌美氏がおこないました。
東京民報2024年4月21日号より