〈一分 2024年4月21日号〉待機児童、介護離職、残業、都道電柱、満員電車、多摩格差、ペット殺処分。こう聞いて、すぐに共通点が思い浮かぶでしょうか…

 待機児童、介護離職、残業、都道電柱、満員電車、多摩格差、ペット殺処分。こう聞いて、すぐに共通点が思い浮かぶでしょうか▼7月の都知事選を前に、小池知事の元側近、小島敏郎氏の証言が話題を呼んでいます。証言は、2020年に駐日エジプト大使館がフェイスブックに掲載した、小池知事がエジプト・カイロ大学を卒業したとする文書について、知人が原案を書いたとするものです▼2020年に、小池氏の学歴詐称疑惑が噴出したきっかけは、石井妙子さんのノンフィクション書籍『女帝 小池百合子』での元ルームメイトの証言でした。小島氏は知事から相談され「大学から声明を送ってもらえば」と提案したといいます▼石井氏の『女帝』は、カイロ大学卒業だけでなく、「芦屋のお嬢様出身」「父親は有名政治家たちのタニマチ」など、小池氏が語ってきた経歴に施された粉飾を綿密な取材で明らかにし、虚飾に満ちた政治家像を明らかにしています▼さて、冒頭の7項目の共通点は、小池知事が1期目の知事選で掲げた「7つのゼロ」の各項目です。すっかり忘れ去られたかのような公約が象徴する、派手な見かけを取り繕うばかりで、実態の政策が伴わない都政のあり方を転換する、7月の都知事選です。

  東京民報2024年4月21日号より

関連記事

最近の記事

  1.  生活保護をめぐって江戸川区で2018年の男性ケースワーカーによる利用女性への性的な発言や飲食に誘…
  2.  地域で1976年から50年近くもの間、知的障害者の働く場を提供してきた「白梅福祉作業所」(世田谷…
  3.  日本共産党東京都委員会と都議団、区市町村議員団は12月24日、高過ぎる国民健康保険料(税)を引き…
  4.  東京都の2025年度予算編成に対する都議会各派による予算要望が12月23日、行われました。日本共…
  5.  地表から40メートル以深の大深度地下にトンネルを掘るリニア中央新幹線の「調査掘進」が進む第一首都…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

ページ上部へ戻る