【寄稿*新人議員ネクスト】世田谷区 川上こういち区議 暮らし営業守る区政を前に〈2024年4月28日・5月5日合併号〉

街頭で訴える川上区議

 私は10年にわたり、世田谷区の民主商工会の事務局員として経済不況や消費税増税などの苦境に立たされても、お客さんの喜ぶ顔が見たいと懸命に商売を頑張る「街の顔」中小・零細業者の方々の営業を支える仕事をしてきました。

 区議会で初めての私の質問は、インボイス制度の導入における区内事業者への影響に対する認識、区長会で区内事業者の声をしっかり届けること、国に意見を上げることを保坂展人区長に求めるというものでした。区長は「この間、商店街などから話をうかがってきた。制度に矛盾もあることを受けとめて、特別区長会で意見を述べる準備をしていきたい」と答えました。

 この質問はインボイス導入前でしたが、今年2月に区内事業者やフリーランス、民主商工会の会員などが世田谷区に対して行った申し入れを踏まえ、私は3月の区議会で、インボイス導入後の区内事業者への影響調査の実施を求めました。

 区は「今年度実施の産業基礎調査でインボイスの項目を設け実態把握を行った。引き続き調査を実施していく」、区長は「特別区長会で今後の議論が必要だと意見を述べた。(昨年10月の)制度開始から半年が過ぎようとしているが、どんな影響が実際に出ているのか、継続的に状況の把握に努め、区長会等を通し、国に伝えていきたい」と答弁しました。

 区内事業者の切実な申し入れが実現して、私もほっとしました。

 多岐にわたる区民の方からの相談対応や、議会質問の準備など、区議団や地域の方々に支えられながら、日々活動に取り組んでいます。

 くらし・営業を守る世田谷区政をさらに前に進めるため、今後も頑張ります。

東京民報2024年4月28日・5月5日合併号より

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