【寄稿*新人議員ネクスト】世田谷区 坂本みえこ区議 あたふたの1年、公約前進〈2024年4月28日・5月5日合併号〉
- 2024/5/4
- コラム・オピニオン

前回の区議選で落選し、その後の4年間は区議団の事務局として裏方をやり、区議予定候補としては表にも出て、生活相談なども行ってきました。
区議団の中では年齢も上で、党歴も古く、しかも前職が区役所職員の労働組合の書記でしたので、役所内の組織のこともそれなりにわかるし、なんとかなると思っていたのですが、やってみたらわからないことだらけで、「思ってたのと違う」あたふたした一年でした。
選挙時の公約の一つに「公共のトイレを使いやすく」がありました。膀胱がん、前立腺がんで尿漏れパッドを利用している男性の方から「男性用トイレにもサニタリーボックス(小さめのゴミ箱・汚物入れ)を置いてほしい」という要望を受けて、選挙前から世田谷区に要請していましたが、初めての質問で改めて取り上げて、庁舎、地区会館、区民センター、図書館などに設置が進みました。
また、学校のトイレへの生理用品の設置についても、学校で気兼ねなく手に入れられる環境を整え、設置が進められています。
先日、新日本婦人の会のみなさんが学校のトイレを見学し、生理用品が設置されていることを確認してきました。まだ「生理の貧困」解決に向けては、学校の対応に差があるなど課題もあります。
「誰もがふつうに人間らしい暮らしができる世田谷」を目指して引き続き頑張ります。
東京民報2024年4月28日・5月5日合併号より