フラッシュ@Tokyo 2024年6月2日号 東京都 霊園の使用者を募集、花粉飛散 昨春の9割に、日野市 不当逮捕男性不起訴、杉並区議団 猛暑対策を申し入れ
東京都 霊園の使用者を募集
東京都は2024年度の都立霊園の利用者を募集します。6月14日から申込書の配布を始めます。配布は7月5日までで申込みも同期間。抽選は8月16日で、結果は都立霊園公式サイト等で発表します。募集総数は5860カ所(体)。申込みはインターネットか郵送のいずれか。詳しくは都のホームページ=都立霊園公式サイト「TOKYO霊園さんぽ」
花粉飛散 昨春の9割に
東京都は都内のスギ・ヒノキの花粉飛散数について、昨春の9割、過去10年平均の1.3倍だったと発表しました(5月12日までの速報値)。詳細な飛散状況は、都花粉症対策検討委員会で分析・検討を行った結果をあらためて公表するとしています。
今春のスギ・ヒノキ花粉の飛散数は4月中旬から減少し、都内12観測地点のうち、スギ花粉は12地点、ヒノキ花粉は8地点で飛散終了日(花粉の数が0個だった日が3日間続いた最初の日の前日)を迎えました。
これからの時期は、カモガヤなどのイネ科の花粉、夏の終わり頃からキク科のブタクサやヨモギなどの草本類の花粉が飛散するため、都は注意を呼びかけています。
日野市 不当逮捕男性不起訴
日野市で「しんぶん赤旗」日刊紙を搬送中の男性が、警視庁日野署に不当逮捕された事件で、東京地検立川支部は5月24日、男性を不起訴にしたと男性の弁護人に通知しました。
男性は4月28日早朝、自家用車で赤旗を配送中に、パトカーが「一時停止違反だ」として停車を命じ、トランクにあった“かなてこ”を見て、「特殊開錠用具所持禁止法」違反の疑いで男性を現行犯逮捕。男性は翌29日に送検された後、釈放されました。
逮捕直後から共産党や日本国民救援会の関係者、市民らが男性の早期釈放を日野署や地検立川支部に要求。男性の不起訴を求める「守る会」も結成されました。
杉並区議団 猛暑対策を申し入れ
日本共産党杉並区議団は5月20日、「深刻な猛暑から区民のいのちとくらしを守るための緊急申し入れ」を岸本聡子区長に行いました(写真)。
年々深刻化する猛暑を受け、エアコンの購入費などの補助や電気代の補助、生活保護の夏季加算の創設、区立施設のエアコン設備の総点検など、猛暑から区民のいのちとくらしを守るための対策強化を提案しました。

主な内容は▽生活保護世帯、高齢者・障害者・低所得世帯、ひとり親世帯等を対象としたエアコンの購入・設置・修理費用への補助制度の創設▽エアコン使用による電気代の負担増を軽減するための電気代等の補助制度の検討▽生活保護制度の夏季加算創設▽保育園や児童館、区立小中学校、区立施設のエアコンについて、買い替え、修理、メンテナンス等で適切な室温維持ができるよう対応する▽熱中症警戒情報の分りやすい周知、クーリングシェルターの早期設置と設置場所周知▽グラウンドなど屋外区立施設について、熱中症予防のためにキャンセルした場合、使用料徴収や利用制限は行わない-など。
東京民報2024年6月2日号より