連合が16日、中央執行委員会で「当面する国政選挙に臨む連合としてのスタンス」を決めました▼4月の衆院補選東京15区で、「『市民と野党の共闘候補』として立憲民主党と共産党が並び立つ街宣が行われた」と問題視。「連合が連携する政党の取り組みとして看過できない」としています▼市民と野党の共闘を、連合が問題視するのは繰り返されてきたことです。ただ、これまでは共闘に積極的な立場を表明した候補を推薦できない、といった立憲民主党に対する意見表明だったのに対し、今回は政党間や市民団体との合意自体を問題視しています▼江東市民連合も、宇都宮健児共同代表が談話を発表。「多くの国民が自民党の裏金政治を厳しく批判し、岸田政権の交代を求め始めている中で、自民党政治を変えようという流れを妨げる役割を果たすものとして、看過できない」と述べました▼共闘の流れが重要になっているのが、7月の都知事選です。連合東京は前回知事選では、現職の小池百合子氏を支持しています▼27日に立候補を表明した蓮舫氏は、「反自民、非小池都政のオール東京の枠組みで支援いただきたい」と呼びかけました。都知事選勝利は、保守層も含め、小池都政の転換を願う、すべての人たちが集まってこそ、です。
東京民報2024年6月2日号より