晴海選手村訴訟 最高裁に抗議 正す会が集会「引き続き監視を」〈2024年6月9日・16日合併号〉

報告する淵脇団長=5月31日、江東区

 小池百合子都知事が旧五輪選手村用地(中央区晴海、13.4ヘクタール)を公示価格の9割引きで大手不動産11社に売却し、都に1200億円余の損害を与えたとして、都に損害賠償請求訴訟を起こした「晴海選手村土地投げ売りを正す会」は5月31日、最高裁の上告棄却決定に抗議する集会を江東区で開きました。

 淵脇みどり弁護団長が報告し、都が都市再開発法の誤った解釈をもとに、都議会や財産価格審議会にも諮らず都有地を129億6000万円で投げ売りした違憲・違法性を強調、最高裁に審理を求めたにもかかわらず、上告棄却したことを批判。また、原告の提訴後、都が不動産会社の利益が当初想定を上回った場合、その半額を都に返還させると決めたことは評価できると強調。「専門的知識と経験を持った原告団、支援者の皆さんが討議を重ね、情報公開などで事実経過も明らかにして裁判を戦えたことに誇りを持ちます」と述べました。

 中野幸則会長が抗議声明を紹介。▽大手デベロッパーいいなり都政の監視・追及▽都知事選に出馬表明した蓮舫氏を支援―などの活動方針を確認しました。

 選手村は21年五輪大会後に改修し、建設中の高層2棟を含め住宅23棟、5632戸と商業棟を整備、「晴海フラッグ」として今年1月から入居を開始しています。

 訴訟は中野氏らが17年に小池知事や舛添要一前知事、不動産会社らに損害賠償を求め東京地裁に提訴。地裁、東京高裁が都有地投げ売りを追認し請求を棄却したため、最高裁に上告していました。(ジャーナリスト・岡部裕三)

東京民報2024年6月9日・16日合併号より

関連記事

最近の記事

  1.  東京大空襲・戦災資料センターは3月8日、江東区の中村中学校・高等学校フェニックスホールで「東京大…
  2.  東京都後期高齢者医療広域連合議会は1月29日、75歳以上が加入する医療保険の保険料を4月以降、1…
  3.  「宮本徹は、元気です」―総選挙の投票翌日の9日、新宿駅前で行われた日本共産党の報告街宣の、比例候…
  4.  自治体のホームページ上で生活保護制度の申請時に親族の扶養が「要件」だと誤解させる表記などが複数の…
  5.  墨田区は70歳以上の都民が都営交通や都内の民営バスを利用できる「東京都シルバーパス」のうち、1万…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

2024年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  
ページ上部へ戻る