【連載】日本共産党委員長 田村智子の国政レポート 清々しい共闘で都政を変えよう〈2024年6月9日・16日合併号〉
- 2024/6/18
- コラム・オピニオン

「蓮舫さんを全力で応援します」、5月29日の定例会見の最初の一言。質問も都知事選挙が焦点となり「蓮舫さんとの個人的な関わりは?」と聞く記者もいました。
政策や考え方で異なる点は当然あります。ただ政治の私物化、モラル崩壊に対して、互いに厳しく対峙してきたという実感があります。
「桜を見る会」の追及をしていた頃、参議院予算委員会の野党筆頭理事が蓮舫議員。安倍晋三首相(当時)のはぐらかしの答弁に、委員長席に詰めよって「速記を止める」(議事も質問時間のカウントダウンも止める)、共産党の質問に野党筆頭がこういう対応をするのは珍しいことです。ツイッター(現・X)で素早く、この質問を拡散してくれた議員の一人でもあります。
東京15区の衆議院補欠選挙、市民と野党の共闘街宣では並んでスピーチしました。私が「しんぶん赤旗がなければ、裏金は裏のままだった」と言うと、「そうだ!」と蓮舫さんの声が響きました。共産党が加わる共闘への攻撃が行われるもとで、私たちが加わる意義を互いに示した瞬間だと思いました。
暮らしも都市公園の樹木も犠牲にし、一部の大企業と結託した「稼ぐ東京」にまい進する小池都政。清々しい共闘で、都政を変える風を起こしましょう! そして、都政でも国政でも、政治を変える確かな政策を持つ党、市民と野党の共闘の確かな力、日本共産党の姿を、遠慮なくどんどん知らせていきましょう。(参院議員・衆院比例東京予定候補)
東京民報2024年6月9日・16日合併号より