蓮舫さんと「次の東京」を 都知事選スタート7月7日投票〈2024年6月23日号〉
- 2024/6/22
- 都知事選
現職の小池百合子都知事に、蓮舫前参院議員が挑む都知事選は20日に告示、7月7日に投票を迎えます。蓮舫都知事の実現で、都政を変えようという各分野の声を紹介します。
マイノリティに優しさを
首都圏青年ユニオン書記 冨永華衣(はなえ)さん
観光やプロジェクションマッピングが話題になっていますが本来、都政は生活最優先であるべきです。住民は生活や労働環境が良くなることを願っているはずです。普通に働いて、暮らして余裕が持てる都政にして欲しいです。
今、家賃が高騰してちゃんとした所に住めない若者が増えています。学生や新卒の人では一人暮らしが減っていて、シェアハウスなどで生活をする人が増えています。
将来を見越して貯蓄なんてできるわけもありません。東京の合計特殊出生率が全国最低だと騒がれていますが、結婚や子どもを産む以前に最低限度の生活が営めていないのです。
小池知事は何をしているのでしょうか。若者として、労働者として「何かをしてもらった」という思いはまったくありません。住んでいる区政から都政をみても、区政をバックアップしている施策は見えません。学校給食費の無料化も都が先行したのではなく、区政の後追いですよね。
東京の格差は地方より大きくなっています。観光や目立つことではなく、住民の声に耳を真摯に傾けボトムアップで都政を築いて欲しい。住民の声を聞かず、見栄えばかりの小池都政ではなく実のある改革を切望します。地に足を付けて、エリート層だけでなく余裕のない人の声を生かしたマイノリティに優しい都政を蓮舫さんにお願いしたいです。
東京民報2024年6月23日号より