「知事代え願い実現しよう」 都知事選・都議補選 7月7日投票〈2024年6月30日号〉

 都知事選が20日、告示(7月7日投票)され、過去最多の56人が立候補しました。28日には知事選と同日投票の都議補選が告示され、国政も左右する「七夕首都決戦」は後半戦へと突入します。都知事選は自民党政治そのものの「財界ファースト」で都民に冷たい都政の転換を巡って、市民と野党の共闘で推す前参院議員、蓮舫氏(56)=無所属・新人、日本共産党、立憲民主党、社民党、生活者ネット、緑の党、新社会党などが支援=と、3選を目指す小池百合子氏(71)=自民党、公明党、都民ファーストの会、国民民主党が支援=との事実上の一騎打ちです。

第一声で訴える蓮舫候補=20日、中野区

市民と野党が推す蓮舫氏VS自民が推す小池百合子氏

 「東京は一見華やかに見えても、ものすごい速度で格差、暮らしにくさが広がっているのに、暮らしより裏金という政治の劣化で、暮らしに政治が届いていない。私がリーダーとなり、あなたのために東京を変えたい」。大勢の支援者で埋めるJR中野駅北口(中野区)で、蓮舫候補が第一声をあげました。

 その後も新宿や池袋、中野、錦糸町、立川などターミナル駅を中心に連日、街頭で演説。どこも「すごいことになっている」(聴衆のSNS)ほど、たくさんの人が足を止め、聴衆が膨れ上がります。

 蓮舫氏は「若い人たちを支え、不安と負担を取り除きたい。本物の行政改革を担わせてほしい」と強調。公契約条例策定で都の発注業者に賃金アップさせることや、保育、医療・介護など公共サービスに従事する若者の奨学金返済への支援などを訴えると、ひときわ大きな共感の拍手と声援が湧き起こりました。

 財政支出をガラス張りにし、本物の行革を進めるとし、「手に入れた財源は、子どもと若者のために使っていく都知事になると約束する。あなたと次の東京へ。チャレンジャーとして走り続ける」と訴えを終えると、蓮舫コールが起こりました(第一声)。

 蓮舫候補はまた、裏金事件の自民党の支援に頼り、自民党政治の延命に手を貸す小池都政の転換の必要性を強調。23日の錦糸町駅前(墨田区)では、「8年前は自民党を批判し、8年後にもっと劣化した自民党と一緒になって都知事を目指す人に、私は絶対に勝ちたい」と力を込めました。

蓮舫知事実現へ 広がる応援の波

 「蓮舫候補と東京を変えよう」と、駅前やバスターミナルなどでプラカードを掲げて肉声でアピールするスタンディングなど、市民や政党の違いを超えた「オール東京」の応援が全都に広がり、注目されています。

 JR錦糸町駅南口(墨田区)を聴衆が埋め尽くした街頭演説(23日)には、蓮舫候補のイニシャル「R」をジャケットに付けた日本共産党の吉良よし子参院議員が、立憲民主党の菊田まきこ、酒井なつみ両衆院議員と共に蓮舫候補の応援演説に立ちました。

 吉良氏はスウェーデン一国の国家予算に匹敵する東京都の予算規模16兆円に言及。高過ぎる国民健康保険の負担軽減や不足している都営住宅の供給促進、シルバーパスの無料化、教育無償化の推進など実現できることは多いと主張。

 2年間で48億円の予算が計上されている都庁などのプロジェクションマッピングについて、蓮舫氏は「都民の家賃助成に回すと公言している」と紹介。さらに奨学金返済の負担軽減、学校給食無償化を都内全域に広げるなど、蓮舫氏の公約を挙げ「都知事が代われば、あなたの願いは実現できる。暮らしに追い詰められている不安や負担を無くすことができる」と訴えました。

 今春、小池都知事がスクールカウンセラーを大量に雇止めした問題について、「その人の人生を切るだけでなく、その先にいる子どもたちの人生も壊している」と指摘。蓮舫氏はスクールカウンセラーを始め、都で働く職員、中小企業で働く人々の待遇改善、朝鮮学校の補助金復活などを目指しているとして、「東京への願いをみんなで語り、広げながら、蓮舫さんに託していこう」と呼びかけました。

蓮舫候補(右端)の応援演説をする吉良氏(左から2 人目)ら=23日、墨田区
小池知事 事務所で出発式

 小池知事は告示日、選挙事務所(新宿区)であいさつしただけで、街頭での第一声には立ちませんでした。

 小池氏は2期8年の実績として、コロナ禍での五輪開催、待機児童対策、行革などをあげた上で、「大目標は世界で一番の都市・東京の確立」を目指すとしました。大争点の神宮外苑再開発などには触れることはありませんでした。

東京民報2024年6月30日号より

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