東京新聞調査 外苑伐採反対7割
神宮外苑(港区、新宿区)の再開発で多数の樹木を伐採することに、「反対」「どちらかといえば反対」を合わせると7割にのぼっていることが、6月29~30日に行った「東京新聞」の電話調査で分かりました。7月1日付朝刊で報道しました。
神宮外苑再開発を巡っては、住民や専門家、各界著名人らが反対・見直しを求め、国際機関からも警告が出されていますが、小池都政は強行してきました。しかし都は反対世論に押され、樹木保全の具体策を出すよう事業者に要請し、現在は伐採が一時中断しています。
都知事選では蓮舫候補が「争点だ」として、一旦立ち止まり「都民投票」で都民の声を聞くとの新公約を発表。小池知事は民間事業者の問題だとして逃げています。
英スピ 中止求める会が署名
「都立高校入試へのスピーキングテスト導入の中止を求める会」は9月都議会に向けて、新しい請願署名を始めます。中学校英語スピーキングテスト(EAST‐J)は都教育委員会が民間業者と協定を結び、2022年度から公立中学3年生を対象に実施しているもので、23年度からは中学1・2年生にも拡大しました。
署名では解答に影響する音漏れや不受験者の扱い、採点方法などを巡り、透明性や公平・公正性、個人情報保護など様々な問題を指摘。さらに機械を相手に話すテストにより英語教育の質の低下を招き、試験対策で塾に通うことができる生徒と経済的理由で通えない生徒との格差拡大への懸念を表明。43億円もの予算を使うのであれば、不足している英語科教員の確保、35人学級の実現に使うことで英語を話す力の育成には効果があるとして、同テストの入試活用の中止を求めています。
同会では、都教委宛ての同趣旨のオンライン署名にも取り組み、2つの署名への協力を呼びかけています。
都知事選 各地で宣伝広がる
知事選で蓮舫候補を応援しようと、駅前や商店街、スーパー前、公園などで、プラカードや横断幕を持って立つスタンディング宣伝が広がっています。
29日には都内全駅での宣伝が呼びかけられ、少なくとも290駅を含む386カ所で宣伝が取り組まれました。このほかにも各地で自主的な宣伝が広がりました。
知事選最終盤の4日〜6日も全駅宣伝や、人が集まる場所でのスタンディング宣伝が呼びかけられています。
東京民報2024年7月7日号より