東京母親大会連絡会は4日、岸田文雄首相にあてて、「沖縄・少女暴行事件の隠ぺいに強く抗議し、日本政府が犯罪根絶に力を尽くすことを強く求める」抗議文を送りました。
「何回同じことを繰り返せばいいのでしょうか。事件を隠し通せば、何事もなく終わるというのでしょうか」との言葉で始まる抗議文は、昨年12月に、米空軍関係者が少女を誘拐し、性的暴行を加えたことに抗議。被害者へのケアと加害者への厳正な処罰を求めるとともに、「さらに許しがたいこと」として、被害者が通報したにもかかわらず、日米両政府が事件を伏せていたとして、「日米両政府は、世論への影響を恐れ、事件を隠ぺいしたのではないかと疑わざるを得ません」としています。「早い段階で沖縄県に伝えられていれば、対策を講じることができ、1月や5月におきた性的暴行事件も防げたはずです」とも述べています。
抗議文は、「日本のどこにも基地はいりません。日本政府に二度とこのような悲惨な事件を起こさないよう力を尽くすこと、日米地位協定の改定、米軍基地の縮小・撤去など根本的対策を行う」よう求めています。
東京民報2024年7月14日号より