「対話による区政、加速」 杉並区 岸本区政2年で街宣〈2024年7月21日号〉
- 2024/7/21
- 区市町村

杉並区で自公推薦の現職を破って岸本聡子区長が誕生して7月で2年を迎え、任期を折り返しました。岸本区長は13日、同区の荻窪駅前で支援者とともに街頭演説に立ち、当選以来取り組んできた「対話による区政」を「さらに加速させる」と訴えました。
「みんなでつくる みんなのまち」と書かれたタスキをかけてマイクを握った岸本区長は、「『私たちのまちは私たちで決める』という地域主権の取り組みを杉並区からつくっていきたいと、2年前に区長に押し上げていただいた。課題はたくさんあるけれど、一歩一歩前に進んでいる」と強調し、公約実現の進捗状況を報告しました。
区長選で争点となった「都市計画道路とまちづくり」について、「目的や公共空間をどう使うのか一緒に考えていくデザイン会議(仮称)が3つの地域で発足し、『はじまりの会』に153人が参加した。区民の声を聞き、他の自治体からも学びながら進めていきたい」と報告。もう一つの大きな争点だった児童館と高齢者福祉施設の再編計画については、住民参加型の「区立施設マネジメント計画」に変更し、公共施設のあり方を区職員も含めてみんなで考えていくワークショップを開き、計画づくりに入っていくと述べました。
東京民報2024年7月21日号より