カネミ油症事件 被害と実態を追う ドキュメンタリーの上映会〈2024年9月8日号〉
- 2024/9/7
- 文化・芸術・暮らし
1968年に西日本でダイオキシン類が混入したカネミライスオイル(米ぬか油)を食した数万人が被害を受けた、「カネミ油症事件」を取り扱ったドキュメンタリー映画「母と子の絆〜カネミ油症の真実」(カラー86分)が9月20日(金)に上映されます。
カネミ油症事件は国や地元の九州大学の対応の誤りで子や孫の世代にまで被害が広がり、事件から56年を経過した今も解決はしていません。
本作は長年被害を抱え悩み、苦しむ被害当事者の証言や研究者、医師の証言を軸に実態を浮き彫りにする渾身の作。監督は「二重被爆語り部・山口彊の遺言」「奇跡の子どもたち」「憲法を武器として」など数々の作品を手掛けてきた稲塚秀孝氏です。
上映後、稲塚監督と被害者らとのトークが企画されています。午後2時から、会場は文京区民センター3A会議室。参加費は一般が1000円、学生以下は500円。製作費支援カンパも受け付け中。
問い合わせは090(3433)6644、稲塚監督。
ホームページ https://hahatokonokizuna.com
東京民報2024年9月8日号より