シルバーパスを使いやすく 共産党都議団が条例提案〈2024年12月22日号〉

記者会見する都議団=2024年12月9日、新宿区

 日本共産党東京都議団は都のシルバーパス(70歳以上のバス・都営交通乗車証)を拡充する条例改正案を都議会定例会に提出しました。シルバーパスの費用負担額は現在、住民税非課税か所得135万円以下の人は年1000円、それ以外の人は2万510円ですが、改正案では所得制限をなくして一律1000円にします。

 他にも都出資の第三セクターが運行する多摩都市モノレールと「ゆりかもめ」(臨海部を通る新交通システム)や、各地域のコミュニティーバス、都県境をまたぐバス路線でもパスを使えるようにします。パスの切り替え手続きを行う来年10月からの実施を予定します。

 都庁での記者会見(9日)で里吉ゆみ都議は「シルバーパスは高齢者の生活の足として欠かせない役割を果たしている。拡充を求める声が多く、これに応えてパスを使いやすくする」と強調。原のり子都議は、都市長会や町村会もシルバーパスの負担軽減や使える交通手段が少ない町村に配慮をとの要望があると紹介しました。

東京民報2024年12月22日号より

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