存続願い住民投票へ一歩 清瀬市図書館 直接請求署名の報告集会〈2024年12月29日・2025年1月5日合併号〉
- 2024/12/30
- 都民運動

清瀬市が市立図書館6館のうち4館を廃止する計画に反対する「住民投票で夢のある図書館を創るきよせの会」が20日、1カ月にわたり取り組んだ廃止の是非を問う住民投票条例制定のための直接請求署名・結果報告集会を同市内で開き、80人が参加しました。住民投票条例の制定を求めるためには、有権者の50分の1以上(約1300人)の署名が必要で、8218筆が集まり、市選挙管理委員会に11日提出しました。
今後は署名簿の縦覧で異議申し立てがなければ、来年1月に市長に条例制定請求書を提出。市長は20日以内に市議会を開催し、意見を付けて条例案を議会に付託。臨時市議会で条例案を審議し、可決されれば60日以内に住民投票を実施することになります。
集会では関根美保子会長、小林二男呼びかけ人代表があいさつ。関根会長は「図書館をなくさないでという子どもの声、市民の思いが大きな力となり、その結果が8218筆です。これからが本番。市民の意思を表す住民投票実現へ力を貸してください」と訴えました。
子どもの手紙も
事務局長の寺川健一さんが、署名を集める受任者が360人に上るなど、運動を広げてきた取り組みを報告し、今後の流れを説明。市議に条例案に賛成するようはがきなどで要望すること、市長に図書館廃止反対の意見を寄せるなどの行動を提起しました。
集会では、胸が熱くなる子どもたちの思いが詰まった手紙や、同会が実施したアンケートに寄せられた声を紹介。参加者も発言し、原田ひろみ市議(共産党)が市の動向を報告。「市民運動を通して子どもの声、市民の声を尊重する市政に変えていきたい」と述べました。
東京民報2024年12月29日・2025年1月5日合併号より











