定時制つぶさないで  2025年署名が開始〈2025年1月19日号〉

 都教委が廃校を計画する都立の夜間定時制高校の存続を求めて、2025年分の署名が1月から始まっています。

 2016年に廃校計画が発表された立川高校定時制と、小山台高校定時制について、9年間にわたって存続を求める運動が取り組まれてきたにもかかわらず、都は24年10月に、立川は25年度、小山台は26年度からの募集停止を決定。さらに、突如、桜町高校(世田谷区)、大山高校(板橋区)、北豊島工科高校(板橋区)、蔵前工科高校(台東区)、葛飾商業高校(葛飾区)の5つの定時制についても、26年度からの募集停止を決めました。

 署名は、7つの定時制の廃校計画を撤回し、生徒募集を継続するよう求めるもの。請願の趣旨として、都が廃校の理由に「困難を抱える生徒の受け入れ環境の充実」を挙げていることに、「夜間定時制は、多様な困難を抱える生徒の居場所です。少人数で一人一人に合わせた支援ができ、学びなおすことができます」と、廃校ではなく充実こそ必要と指摘しています。

 第一次締め切りは5月末で最終締め切り8月末。署名用紙や活動の詳細は、ホームページ「都立夜間定時制情報局」で。

東京民報2025年1月19日号より

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