
兵庫県の元県議の竹内英明さんが亡くなったニュースに衝撃を受けています。
竹内さんは、生前、県議会の百条委員会で斉藤元彦県知事の疑惑追及の先頭に立っており、斉藤氏の応援を目的に兵庫県知事選に立候補していたYouTuberの立花孝志氏から名指しで攻撃され、それがきっかけで竹内さんは知事選直後に議員を辞職。しかしその後も誹謗中傷、攻撃が止まらない状態だったとのこと。立花氏による「(竹内さんが)県警に捜査されている」という情報は全くのデマだと兵庫県警も完全否定しています。
まずは、デマを拡散し続けている立花氏、そして、選挙でデマを利用して知事に再選した斉藤氏の責任は重大です。こんな悲劇を、これ以上、起こさないために徹底的な解明、県政の正常化も必要だと思います。
と同時に、SNSがいまやデマ拡散と攻撃のツールになっていることが本当に問題だと思います。拡散されたデマを「デマだ」と打ち消すことが難しく、無数の誹謗中傷という名の攻撃が、人の心を、命を、追い詰めている。
しかし、SNSは本来、攻撃ではなく、人と人がつながるツールであるはずです。私もこの間、コロナ後遺症の問題を始め、SNSを通じてさまざまな声を聞き、質問で取り上げたことは何度もあります。「声を届けてくれてありがとう」などのあたたかい言葉のやり取りに励まされてきました。
SNSを分断ではなく、連帯のツールに。デマ拡散を許さない。声を上げましょう。(参院議員・東京選挙区選出)
東京民報2025年1月26日号より