都議会 新たな議長を選出
都議会の臨時議会が10日開かれ、都議会自民党の裏金問題の当事者である宇田川聡史議長の辞任に伴う議長選挙と副議長選挙が行われました。議長には都民ファーストの会の増子博樹氏、副議長に公明党の谷村孝彦氏が選ばれました。日本共産党都議団が求めていた所信表明は実現しませんでした。都議会の議長選挙はこれまでは、第1会派から議長、第2会派から副議長を選出してきました。
共産党都議団は、議会の責任として裏金問題の徹底解明を進める議長、副議長を選出することを主張してきました。その立場から大山とも子都議団長が本会議での発言を認めるよう動議を提出。7会派42人が賛成しましたが、自民党、都民ファーストの会、公明党、日本維新の会などが反対し、発言は認められませんでした。議長が裏金問題で辞任する異例の事態のもと、日本共産党は裏金問題の徹底究明を求め、議長選、副議長選とも大山都議に投票しました。
東京都 ボランティア調査
直近1年間にボランティア活動をした人の割合を示す「ボランティア行動者率」は21.3%だったことが、都がまとめた2024年度「都民のボランティア活動等に関する実態調査」で分かりました。2年前の前回調査(21.2%)と同等程度でした。
ボランティア活動に参加したきっかけで最も多かったのは「通っている学校での授業や活動、行事を通じて」(25.7%)、次いで「自治会や子供会など地域の活動を通じて」(25.1%)、「家族・親戚・知人・友人の話を直接聞いて」(17.4%)の順。また、ボランティア活動に関心がある人は28.0%で、年代別で見ると10代は男女とも約5割があると回答し、他の年代に比べて高いことが分かりました。災害時にボランティア活動をしたいと思う人の割合は33.5%でした。
アンケートはモニターに対するウェブアンケート調査で、対象は都内在住の満15歳以上80歳未満の男女計3000人。
東京民報2025年2月23日号より











